過去と未来の編 (その3)

あるべき姿~過去と未来の編

第二章  因果のおさらい~その2

※前章からつづく、「もしあなたの大切なひとが殺められたら・・・」は、あくまでも仮の話です・・・

相手があなたの大切なひとを殺めた行為は、そのひとの因果です。第三者である、あなたにはまったく関係がありません。そして殺められたひとが、あなたの大切なひとであっても、それは、される側である、そのひとの因果です

ただ、あなたは大切な相手を殺めた相手に対する感情が抑えきれずに憎悪で「魂」が支配されようとしているのです・・・実は、これも憎しみの連鎖のひとつです。あなたの「魂」もまた、憎しみ連鎖の一部であり、それこそが、あなたの因果であるということです

「する側」、「される側」、そして「因果に試されているひと」があるということです

それは、以前から伝えている通り「こころを惑わすのは他人ではなく自らのこころ」であるということです

苦しいですけど・・・、とてもつらいですけど、それが道理であり、あなたにとっては「こころの成長」であることなのです。そのことが理解できなければ、実際にあなたが想像している事象が必ず起きてしまうということです

これは、因果に試されているあなたは、我慢をしてください、ということではありません。因果応報であることを理解してくださいということです

このたとえ話は、あなたにとって、もっとも受け入れることができない因果を想像して事前に、もしそのような状況となった場合に、あなたはどのような考えや行動をするのかを、試されているということです。そうして正しい理解をすることで、その結果、あなたにはその状況は起きなくなるということです

それが、道理というものです・・・

あなたのこころのあり様次第です。もしあなたの「魂」が未熟で、因果を理解できなければ、実際に起きて、身をもって思い知らされることでしょう。ただし、あなたが事前に因果を理解して正しい判断をするのであれば、そもそもが、この仮の話は起きないということです

事前に、あなたにとって、もっとも大きなことであろう因果を想像し、自らの考えや行動を学び、こころを成長させることができるのであれば、その因果の呪縛から解放され、あなたの未来を変えることができるということです

ひとの願いが叶うことは、良いことも悪いことも、すべてが因果によってつながっているからこそ叶えることができるのです。原因は必ず結果となって現れるということです

因果とは過去の原因によって、未来で引き起こされる結果です。良いこと、悪しきことはあなたのこころのあり様次第で、すべてが因果によって事象が起きているということです

この世のすべては因果によってつくられているということです

過去と未来の編 (その2)

あるべき姿~過去と未来の編

第一章  因果のおさらい~その1

因果とは自分が起こした原因によってと応報という結果が起きることですが、それだけでなく、その自分が起こした因果には「する側」と「される側」・・・それぞれの因果が引き寄せあって起きているということです

その「する側」も「される側」も、ただ、ひとのこころを傷つけてきたということだけが共通点であるだけです

「する側」は過去に「される側」であったこと、「される側」は過去に「する側」であったことということです

ただ、当事者は因果のことなどまったく理解をしておりません。ただ「する側」は感情のままにあり、「される側」は「なぜ」という意識にあるだけなのです

そしてその結果は互いの憎悪の感情によって、憎しみの連鎖をするだけです・・・

たとえば、大切なひとを殺められた時に生じる憎悪の感情は、憎しみが憎しみを呼び、相手を「絶対に許せない」とするあなたの感情は、相手もまた同じ憎悪の感情であるということです。それが因果のつながりであるということです

因果を理解すれば、その原因は同じ憎悪です。理由など関係ありません。よくありがちな正義のために悪を懲らしめるとありますが、そんなものは自己満足でしかありません。正義ということばを理由にして自らを正当化した行為であるだけです

憎悪に対して憎悪で対応するから、終わりない連鎖となるのです

たとえば、あなたの大切なひとが、殺められたら、その相手を許すことはできるのでしょうか・・・

ただ言えることは、あなたの「魂」が憎悪に支配されないでくださいということです

あなたの感情が抱く、相手を一生許せない気持ち、できることなら相手に仕返しをしたいとする気持ちは、冷静に考えれば、それは、あなたの自己満足でしかありません。自己満足である、あなたの我を通すために感情のままに、憎しみに支配された「魂」となってしまうのです

ではこの憎しみの感情はどうすればよいのでしょうか。結局は、前述の通りで相手と同じ憎しみの感情に囚われています。もしその相手を殺めれば、あなたも相手と同じ憎しみの因果をつくってしまいます。どのようにすればよいのでしょうか・・・

(つづく)

過去と未来の編 (その1)

あるべき姿~過去と未来の編

まえがき

今回のテーマである過去と未来について、因果をはっきりと理解をすることができると、あなたの「過去と未来」が見えてくるということです。どれくらい前の過去、どれくらい先の未来であるのかは、こころのあり様次第です

ただそのことを知ったところで、その情報をどのようにこころの成長へと、活かすことができるかはあなた次第です。それではなぜ因果を理解すると「過去や未来」がわかるのでしょうか・・・少しだけこのお話にお付き合いください

因果とは過去の原因があって、その先の未来で起きる出来事のことです。因果の原因はこの世でつくった原因だけではなく前世での原因も引きづっています。この世で、あなたの目の前で起きる結果である「因果」を理解すれば、それがなぜ起きたのかという原因がわかるということです

因果の原因は自分が一番よくわかっているはずです。そうであれば当然、あなたのこころが過去はどうであったのかわかるのです。あなたが無意識のうちにする行動や感情はこの世だけの環境によってつくられたものだけでなく前世での影響が現れているのです

あなたがもっとも苦手とする「もの」や「こと」が何であるのかに気づけば、過去からのつながりにもきっと気付くことでしょう

それでは因果を理解すると未来が見えてくるとはどのようなことなのでしょうか・・・

自身の因果を少しずつ理解してゆくと、この因果の結果は以前に「そうだったから、こうなった・・・」と理解できますよね。そして、たとえ事象が起きなくても「そうすれば、こうなる」ということが事前にわかるようになるのです

それがたとえ思い違いであったとしても、それは途中であなたが、その因果に気づき未来を変えただけなのです。未来を変えたとは以前に、記載をした因果の応用で「そうすれば、こうなる」ことを、事前に察知して未然にその因果することができたからということです

だから起こるはずの因果が起きなかったということです。それが未来を変えたとしているのです。そしてさらに、「もっとそうすれば必ず、こうなる」との想いは、あなたの願いは必ず叶えられるとして、その先がどなっているのかがわかるということなのです

良いことも、悪いことも、「そうしたから、こうなった」と過去を知ることができれば確実に未来のことがわかるようになるのです

それでは、本編をご覧ください

まえがき

目次

第一章 因果のおさらい~その1

第二章 因果のおさらい~その2

第三章 因果のおさらい~その3

第四章 因果の事実

第五章 因果のわだかまり その1

第六章 因果のわだかまり その2

第七章 因果の性格

第八章 因果のこころ

あとがき

以上

気付き (その444)

この世の

「あり様」がわかると

「あの世」のことがわかります

そして

「あの世」のことが

わかるようになると

さらに「この世」のことが

わかります

物質世界と精神世界の

違いであっても

「こころ」だけは同じです

この世では

ただひとの身体を

借りているだけです