右上から見下ろしているお姿
素直であること~真ん中の編
第八章 意志のあり様
われわれが気付くべきことは、こころはあなた自身が感情によってつくった因果に気づかせてくれたことに感謝をして、ひたすらに反省をすることで、その因果は良い因果へと変わります。自然のままにある良い因果は、意志としてただそこに在るだけです
自然のままにある良い因果をわかりやすく伝えるのであれば、それは「命あるものを助けること」であり、互いの意志が助け合う行為、それが良い因果です
こころは感情を制御して意志のままにあり、それを支えるのが「志」の言葉です。その言葉はこころを更に強くしてどんなときでも感情に負けないこころつくりだします
こころや良い因果、摂理(自然の法則)、そして「志(言葉)」は意志そのものです。そして同時に感情や強欲、因果もまたそれ自体が意志であるということです
ひとはこの先、どの方向に進んでゆくのでしょうか。こころは感情に支配されるのか、またはこころが感情を制御するのか・・・でもそうした左の考えかた、右側なのかを選択をすることではありません
こころにとってひとが持つ多彩な感情の享受はとても大切ですし、感情は「志」の言葉をつくりこころがこの世界を少しでも良い方向へ導くことに役立っているのです。そしてひとはそれぞれのこころのあり様でこの世界を地獄であったり、天国であったりとさまざまな世界を創り出しています
ひとの社会は法を基準にこの世界を創り出しています。そしてその中でさらに個々のひとたちは自身の「正しい」と「間違い」を基準にそれぞれが独自の世界を創り出しています。その「正しい」も「間違い」もこころのあり様次第でそれぞれに解釈は違います
このようにして互いの意志において分け隔てた考えかたは比較としてわかりやすいものですが、例えば陰陽とは善悪のことではありません。互いを必要とする「感情とこころ」のような関係のことをいいます
そして大切なことはあなたの感情の良い部分と、こころの良い部分が互いに助け合うことが何よりも大切であり必要なのです。あなたひとりがこの世界をどうにかしようとすることではありません
ひとりひとりがそのことを意識すればただそれだけでよいのです。このようにして本来は感情とこころが互いに助け合ってひとつになることが答えです
良いも悪いもその意志は常にその真ん中(ひとつ)にあることを教えてくれているのです