素直であること~因果の領域の編
第四章 小さな良い因果
因果の起きる出来事は当事者とその一番近いひとからその影響を受けます。因果の影響を受けるひとはその起きる出来事はその影響を受ける自身の因果でもあることに気づいてほしいがために起きるのです
当事者である場合はまさに起きたことそのものがあなたの因果です
影響を受ける一番近いひとの場合は起きたその出来事に対してその時にあなたが感じる感情こそがあなたの因果であることを教えてくれているということです
また事件・事故などで頻繁に耳にする出来事も、あなた自身が当事者または影響を受ける一番近いひとで在ったらあなたはどのような感情に見舞われるのか・・・その因果を教えてくれているということです
どんなに頑張っても、どんなに願いを伝えても叶わないことはたくさんあります。たとえば願いが叶わないことは、あなたの因果であり、願いが叶わないことであなたはどうしますか?ということです。その時に受ける感情があなたの因果であるということです
もちろん頑張って願いが叶うひともいるのです。でもそのひとはそれが良い因果へのはじまりなのか、または因果として伝えたいことであるのかのいずれかであるということです。小さなうれしいできごとであればそれは良い因果です。でも反省以上に分不相応な良い因果であれば逆に警告であると肝に命じてください
このように結果を求めることよりも、その時のあなたのこころのあり様が問題(因果)であるとしているのです
以前に運が良い、悪いは偶然ではなく必然ですと伝えています。その違いは何でしょうか。一般的に伝わる運が良いとは必ずしもそのひとにとって良いことではありません。本当に良いことが起きるとはそのひとの普段の善い行いが良い結果となるだけです
本当の良い因果とは小さな良い因果の積み重ねです。いわゆる良い因果の連鎖です。たとえば何か大きな失敗をする前に大事なことに気がつくことができたとか・・・、気がついて良かった・・・、気がつくことで助かった・・・など、ほんの些細なことでも続くことが大切なのです