素直であること~良い因果の編
第五章 因果の数だけ・・・
公共の場でいろいろなひとを観ていると、どれだけのひとがこころを病んでいるのだろうと思うことがあります。みなは平静に様子を保っていますが因果に縛り付けられているひとがほとんどなのでしょう。そして因果のないひとなどは存在しません。因果があるからひとなのです
因果はなかなか表面上には現れません。だから通常の生活をしている時には気が付かないのです。ひとの妬み、恨み、辛みをいつも考えているようなひとには度々、上手くゆかない出来事が必ず起こります
ただそれが因果であることには気づかないのです。なぜ自分ばかりと言わんばかりに、その出来事を他責にすることでその因果はまたあらたな因果を呼んで連鎖をするのです
でも本当はあなたの目の前で上手くゆかないことばかり起きるというのは、あなたに因果を教えてくれているということなのです。あなたに因果に気づいてほしくてその出来事が起きるのです。良くないとされる因果が度々起きるのはあなたに原因があるとして教えてくれているのです
因果とはあなたのこころを成長させてくれるための出来事であると理解をしてください。決して因果は不幸ではありません。因果とともにあり続けることであなたは因果に気づき、その原因を素直に反省して、さらにはその因果を教えてくれたことに感謝をするのです
誰にではありません。「因果」に感謝をするのです。その素直な気持ちであなたの因果を良い因果に変えることができるようになるのです。そうしてこころは成長するのです
因果はチカラづくの感情で何とかなるものではありません。だから因果に気づかせてくれたことに感謝をして、あなたの素直な気持ちが因果を良い因果に変えてゆかなければならないのです
因果とともに在り続けるということは、あなたの因果を良い因果に変えて、それを積み重ねることで良い因果の連鎖を引き起こすのです
あなたの因果の数だけ、因果の深さだけ、こんどはそれを真逆である良い因果としてともに在り続けることとしてください