あるべき姿~過去と未来の編
第二章 因果のおさらい~その2
※前章からつづく、「もしあなたの大切なひとが殺められたら・・・」は、あくまでも仮の話です・・・
相手があなたの大切なひとを殺めた行為は、そのひとの因果です。第三者である、あなたにはまったく関係がありません。そして殺められたひとが、あなたの大切なひとであっても、それは、される側である、そのひとの因果です
ただ、あなたは大切な相手を殺めた相手に対する感情が抑えきれずに憎悪で「魂」が支配されようとしているのです・・・実は、これも憎しみの連鎖のひとつです。あなたの「魂」もまた、憎しみ連鎖の一部であり、それこそが、あなたの因果であるということです
「する側」、「される側」、そして「因果に試されているひと」があるということです
それは、以前から伝えている通り「こころを惑わすのは他人ではなく自らのこころ」であるということです
苦しいですけど・・・、とてもつらいですけど、それが道理であり、あなたにとっては「こころの成長」であることなのです。そのことが理解できなければ、実際にあなたが想像している事象が必ず起きてしまうということです
これは、因果に試されているあなたは、我慢をしてください、ということではありません。因果応報であることを理解してくださいということです
このたとえ話は、あなたにとって、もっとも受け入れることができない因果を想像して事前に、もしそのような状況となった場合に、あなたはどのような考えや行動をするのかを、試されているということです。そうして正しい理解をすることで、その結果、あなたにはその状況は起きなくなるということです
それが、道理というものです・・・
あなたのこころのあり様次第です。もしあなたの「魂」が未熟で、因果を理解できなければ、実際に起きて、身をもって思い知らされることでしょう。ただし、あなたが事前に因果を理解して正しい判断をするのであれば、そもそもが、この仮の話は起きないということです
事前に、あなたにとって、もっとも大きなことであろう因果を想像し、自らの考えや行動を学び、こころを成長させることができるのであれば、その因果の呪縛から解放され、あなたの未来を変えることができるということです
ひとの願いが叶うことは、良いことも悪いことも、すべてが因果によってつながっているからこそ叶えることができるのです。原因は必ず結果となって現れるということです
因果とは過去の原因によって、未来で引き起こされる結果です。良いこと、悪しきことはあなたのこころのあり様次第で、すべてが因果によって事象が起きているということです
この世のすべては因果によってつくられているということです