はじまりの書 (その2)

やや左向きで中心より少し上にある両眼でこちらを見据えているお姿にお気づきください
第一章 現世の役割

ここで少しだけこれまでのおさらいをします。

現世での役割とは因果を知り、因果を消すこと、そして最終的にはひと助けをすることがこころを成長させることだと伝えてきました。現世は因果の世界であるがゆえに因果の何たるかを中心に伝えています。

そして現世では「因果を消すことができても、感情は消すことができません」

自らの因果に気づきこころ改めることで因果は消えてゆきます。ただし因果を創り出す原因であるひとの感情は消すことはできません。感情があるからこそのひとだからです。

自らの因果を消すことができるのはほかの誰でもなくこの現世であなたが創り出した因果は、あなた自身でしか消すことはできないということです。たとえ血縁関係であっても他人の因果を消すことは絶対にできないのです。

ひとは欲があってこそ、感情があるからこそ因果を創り出しています。そして現世だからこそ因果を創り出すことができ、そしてまた消すこともできるのです。因果を創り出しているのは感情です。ただこの感情はひとにしかありません。よほどの方ではない限り現世で自らの感情を消すことなどできません。それは常世での役割です。

現世の仕組みとは因果に気づき、その次に因果を消すことをするのですが、はじめは簡単な因果を消すことから始めて次第に大きな因果へと進みます。こうしてひとつずつ消してゆきこころを成長させてゆくのです。

ひとつの例ですが、この現世で因果に気づかないまま更なる感情の罪を犯したものは例え因果を知らなくてもいけないことをしているという自らの罪は知り得ています。ただ引き返す勇気がなく、またその方が楽なので現世で感情の罪をさまざまに重ねてゆくのです。最初は小さな因果です。それは自らにとって楽で都合が良いものなのです。

例えば嘘をつくといったことなどがそうですが、その小さな嘘の繰り返しがやがてひとのこころを傷つけるような大きな嘘となるのです。

そして因果を残したまま現世を終えると、その因果を常世まで引きずってその因果に気づくまで苦難にさらされるのです。そのもがき苦しむ苦難とは自らが勝手に創り出したイメージの世界であることにさえ気づかないのです。

転生を繰り返すのは現世で自らの因果をひとつひとつ消してゆくためです。現世での苦しみも常世での苦しみもこころが受ける苦難は同じです。現世で因果に気づかないものは常世でも因果に苦しみ、悩み続けるのです。

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