あるべき姿~感謝の気持ちの編
第三章 感謝の気持ちとは~その1
前章で因果を変えあることはあなた自身の性格を正すことと記載しています。因果をつくり出しているのは感情ですが、その感情を生み出している原因は、自身の性格によるものです
そしてその性格は育つ環境によって大きく左右されるため、こころのあり様次第で転生するときに、もっともこころが成長する環境で生まれてくるというです
でもいくら環境選びまで、こころの成長とつながっているとはいえ、そもそも当事者がこころを成長させようとする意識がなければどうしようもありません。そして結果として、親のせい、環境のせい、社会のせいにする話はよくあることです
こころを成長させるための気付きのタイミングは数多くあります。わかりやすいたとえとしてよくあるのは生死を彷徨った経験のあるひとはその後の生き方が変わるという話はよく聞きます。わたしの場合は大きくは二度ほどその生死を彷徨う経験がありました。ほかにも思いつくことはいくつもありますが、それだけ未熟であったということでしょう
でもわたしが気づいたのはそのことではなく、わたしがこどもの頃に母親が毎日自宅の神棚にお水を挙げてお祈りをしている姿を見て、これだけ毎日お世話をしてくれたらきっと「神さまはうれしいだろうな」との思いがきっかけです。
そしてお祈りをしていれば悪いことは起きないが、良いことを起こすためには自身が努力をしければならないとも思うようになりました
そのことをわたしに気づかせるために、そんな母親がいる環境で育ったのかもしれません。そして母親はいまもなお、わたしに多くの学びを教えてくれています。
だからこそ神さまと同じくらいに母親に感謝をしているのです・・・もちろん感謝の気持ちを知るきっかけはひとそれぞれです
そしてリセットされた魂は、次に因果を知るようになるのです。きっかけもまたひとそれぞれに異なります。その気づきも導かれるままにあるのです
ひとはひとりでは生きてこれません。かならず自身のために尽くしてきてくれたひとがいるのです
そして、それがあったからこそいまのあなたが存在しているからです・・・
そのひとに感謝の気持ちを伝えてあげてください
その気付きこそがあなたのこころを成長させるためのはじまりの一歩です。あなたがその感謝の気持ちに気づき、その想いを伝えられたひとはとても喜んでくれます
その気持ちだけで、あなたに尽くしてくれたひとはそのすべてが救われるのです。その感謝の気持ちこそ、あなたが「ひと助け」をしているということなのです