感謝の気持ちの編 (その4)

あるべき姿~感謝の気持ちの編

第三章  感謝の気持ちとは~その1

前章で因果を変えあることはあなた自身の性格を正すことと記載しています。因果をつくり出しているのは感情ですが、その感情を生み出している原因は、自身の性格によるものです

そしてその性格は育つ環境によって大きく左右されるため、こころのあり様次第で転生するときに、もっともこころが成長する環境で生まれてくるというです

でもいくら環境選びまで、こころの成長とつながっているとはいえ、そもそも当事者がこころを成長させようとする意識がなければどうしようもありません。そして結果として、親のせい、環境のせい、社会のせいにする話はよくあることです

こころを成長させるための気付きのタイミングは数多くあります。わかりやすいたとえとしてよくあるのは生死を彷徨った経験のあるひとはその後の生き方が変わるという話はよく聞きます。わたしの場合は大きくは二度ほどその生死を彷徨う経験がありました。ほかにも思いつくことはいくつもありますが、それだけ未熟であったということでしょう

でもわたしが気づいたのはそのことではなく、わたしがこどもの頃に母親が毎日自宅の神棚にお水を挙げてお祈りをしている姿を見て、これだけ毎日お世話をしてくれたらきっと「神さまはうれしいだろうな」との思いがきっかけです。

そしてお祈りをしていれば悪いことは起きないが、良いことを起こすためには自身が努力をしければならないとも思うようになりました

そのことをわたしに気づかせるために、そんな母親がいる環境で育ったのかもしれません。そして母親はいまもなお、わたしに多くの学びを教えてくれています。

だからこそ神さまと同じくらいに母親に感謝をしているのです・・・もちろん感謝の気持ちを知るきっかけはひとそれぞれです

そしてリセットされた魂は、次に因果を知るようになるのです。きっかけもまたひとそれぞれに異なります。その気づきも導かれるままにあるのです

ひとはひとりでは生きてこれません。かならず自身のために尽くしてきてくれたひとがいるのです

そして、それがあったからこそいまのあなたが存在しているからです・・・
そのひとに感謝の気持ちを伝えてあげてください

その気付きこそがあなたのこころを成長させるためのはじまりの一歩です。あなたがその感謝の気持ちに気づき、その想いを伝えられたひとはとても喜んでくれます

その気持ちだけで、あなたに尽くしてくれたひとはそのすべてが救われるのです。その感謝の気持ちこそ、あなたが「ひと助け」をしているということなのです

感謝の気持ちの編 (その3)

あるべき姿~感謝の気持ちの編

第二章  本当の姿(因果)~その2

~づづき

あなたが社会のなかでひとと関わりをもつ姿こそがあなたのこころ本来の姿であるのです。もちろん社会のなかでは、あなたと合う、合わないは必ずあります。それはそれぞれのひとの性格の問題です

そのひととの合う、合わないについては我慢をするということではありません。なぜなら我慢をすること自体、あなたが変えなければならない性格(因果)であるということです

ひとと合う、合わないはあなたの性格を正すことの因果に変りはありません。受け入れずに避けようとすればするほどに、かならず追いかけくるということです。それがあなたの因果なのですから・・・

そして、あなたのこころのあり様で関わりをもつ相手も変ります。もしかしたらひとを傷つけるようなグループに引き込まれるかもしれませんが、それがその時のあなたのこころのあり様であれば、それは仕方のないことです

でもあなたがもし性格を変えたいという強い意志があれば、必ず良い方向へと導かれます。だれにでも必ず過ちはあります。生まれてから一度も過ちを起こさないひとはいません。

そのようなかたであればそもそもこの世界に生まれて来ないでしょう。過ちがあるから「ひと」であるのです。過ちを正すためこの世界があり、それがひとの役割であるのです。そして、その過ちこそが「因果」であるということです

たとえばですが、できるだけおおくのひとと関わりをもつことが、あなたの因果である性格を変えることにつながるのですが、ひとと接することをしなければ、それ自体がそのひとの因果であるということです。

ひとを避けることを否定しませんが、それでは、いつまでたっても同じことの繰り返しです

われわれはそのこころのあり様次第でさまざまに生きることについて、この世界で学ばなければならないのです

感謝の気持ちの編 (その2)

あるべき姿~感謝の気持ちの編

第一章  本当の姿(因果)~その1

「あなたの本当の姿には、どのような意志があるでしょうか」

ひとの社会で生きることは、みなが一様に取り繕った姿をしています。われわれは常にひとと関わりを持ちます。そして、ひとと上手に関係を保つためには、どうしても取り繕う必要であるのです。それでは取り繕う意識を外したら、あなたはどのような性格になるのでしょうか

たとえばですが、因果に気づいて、もう理解したから大丈夫だと思っても、後日、忘れたころに改めてまた同じ感情を引き起こすことはかならずあります。因果とはある意味で性格の一部であると考えても良いでしょう。そうゆう意味では因果を克服するとはあなたの性格の一部を変えると言った意味でもあるのです。そして簡単には克服することなどできないのです

性格とはこどものころからの周囲の環境によって形成されます。ひいては過去世からの影響も受けており、それは因果でもあるのです。因果を理解するためにはまず自身の性格を理解することから始まります。逆に言うとあなたの性格が原因でいま結果となって、いまのあなたが存在しているということです

冒頭にある、あなたがひとと円滑に関わりをもつために取り繕う姿こそがあなたの本来のこころのままにある姿であるのです。その性格を取り繕う行為が辛いと感じること、苦しいと感じるなどギャップがあるほど、そのひとつ、ひとつがあなたの因果であるということです

取り繕うことが辛いことほどあなたの因果であり、あなた自身の性格を変えなければならないということです。それを放っておけば必ずそれがあなたのこころの闇となってしまうのです

性格を正すとは、因果を正すことであり、それはとても困難です。だからなんども同じ過ちを繰り返してしまうのです。性格を変えるとはひとりで考えて悩むことではなく社会の中でひととの関わりを持つことで変えてゆくことがでるのです。できるだけたくさんのひとと知り合うことが一番大切なことであるのです

性格を変えるとは、決してひとりでできるものではありません。だから社会の中でひとと関わりを持てってくださいとしているのです。そして取り繕うことが辛いことではなく、意識せずに自然であるようになってください

つづく~

感謝の気持ちの編 (その1)

あるべき姿~感謝の気持ちの編

まえがき

今回「感謝の気持ち」をテーマにした理由は、いまこの世で失われかけている感情のひとつであるからです。この「感謝の気持ち」とはする側、される側などがありますが、そもそもこの「感謝の気持ち」とはこの世界で一番大切な言葉であり行為であるのです

そして、この感謝の気持ちの行為をわかりやすく現わしているのが「ひと助け」ですが、このひと助けもさまざまにあります。わたしのもうひとつの「志」は「互いに協力をして助け合うとこで生まれる笑顔でひとたちが幸せになること」としています

もちろん、わたしの「志」のひとつめは「すべての生きとし生けるものが幸せに満ち溢れた世界にすること」です。この「ひと助け」もそうですが「そんなの無理に決まっているでしょう・・・」、「できるはずがないでしょう・・・」と思うひとはたくさんにおります

でも誰かに何を言われても、どう思われても「志」の意志はわたしだけの自由です。たとえ馬鹿にされても、相手にされなくても、そのひとたちの感情をわたしは受け入れます

そのひとたちの考えることも、そのひとの自由だからです。そして、そのことでもし、わたしが誰かに殺められようとも、ひと助けの信念や「志」はあの世でも続けますし、転生して記憶が一切消されてこの世に生まれてきても、また同じことをしています

どんなに相手を信じて、それで何度も裏切られても・・・どんなに憎悪の魂であっても、相手のあり様である魂を受け入れなければならないのです

それは相手の問題ではなく、いまことばにした裏切りや憎悪を頂いている自身に問題があるのです。きれいごとは言葉でなんとでも言えます。でも目の前で起きていることは事実であり、地獄であるこの世を受け入れなければならないということです

「受け入れられるか、否か」、の葛藤を常に抱えて、だからこそ未熟である魂は、この身体に宿り、こころ(魂)を成長させるために、ひととして生きているのです

たとえ大切なひとを殺められたからといって、あなたは殺めた相手に仕返しという同じことをする行為は、今度は殺めた相手のことを大切にしていたひとから、あなたが殺められるのです・・・憎しみの連鎖であるだけです

憎しみの連鎖は自分のことしか考えていないのです。自分の気持ちが満足すればそれでよいのです。それ自体が我の強さであり因果であることに気づかないのです

やられたから、やり返すという「因果」に気づかないひとに、必ず起きるということを理解しなければならないのです

それでは本編をご覧ください

目次

第一章 本当の姿(因果)~その1

第二章 本当の姿(因果)~その2

第三章 感謝の気持ちとは~その1

第四章 感謝の気持ちとは~その2

第五章 あなたと合わないひと

第六章 感謝されるひと

第七章 ひと助け

第八章 育てる

あとがき

以上