日輪神社
素直であること~ひとで在るべきことの編
第三章 因果の壁
以前にも伝えた通り、大きな因果であればあるほどに因果を理解して、受け入れることが大切なのです
因果を否定せずに、因果と、ともに在り続け、自身の因果に気づかせてくれたことに感謝をして、その因果を受け入れることができれば今度は、その因果を良い因果に変えることができるようになるのです
もちろん因果にも大小の違いはあります。因果で気づかされることは、小さな因果よりはじまり、小さい因果であれば意識すれば正すことはできますが、大きくなればなるほどにその因果は欲に阻まれて、因果を受け入れることができなくなるのです
俗世から離れた生活をしているかたであれば別ですが、この俗世である因果の世界において、因果を受け入れることができずに、因果によって取り込まれてしまい、さらには新たな因果を生み出してしまうなどの結果となってしまうのです
あなたは前世で、受け入れることができなかった自身の最も大きな因果について、たとえ、いま良い因果に変えることができないまでも、その因果を受け入れて、ともにあり続けることができるようになることが宿命であるのです
前編にもあった「もしあなたの大切なひとがだれかに殺められたら、あなたはどうしますか・・・」でもあるように、その場合、あなたは相手に対してどのような感情でいられるでしょうか
憎しみ、怒り、憎悪・・・は当たり前です。耐えられないことだからこそ、因果応報としてあなたは試されているということです
ただあなたの抑えきれない感情を、たとえ時間をかけても受け入れることができれば、実際にあなたの目の前で起こることはありません
でも受け入れることができなければ、それが、あなたが因果であることに気がつくまで、なんども悩み続けるということです
それは、今世で起きなくても、来世で必ず起きるということです
ひとはそのことすら、気がつくことはないのです