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- 第一章 こころの葛藤
#2
記載されていることがすべてを因果のせいと感じます
⇒この現世自体が因果の世界です。因果を消す(こころの成長)ことがすべてです。
- 第一章 こころの葛藤
♯1
大切なひとが傷つけられたらどうしたらよいか、我慢をすればよいのでしょうか
⇒そのように考えることがあなたの因果です。傷つけられるひとが大切なひとであればあるほどにあなたの因果の大きさがわかります。一方でその因果を理解して乗り越えているひとにはそもそもそのような事は起きません。
ここで理解をしてほしいのは傷つけられたのはあなたの大切なひとであって、あなたではありません。つまりこれは傷つけられたひと自身の因果です。そしてその結果を受けてあなたに生じる憎しみの感情こそがあなたの因果です。「理(ことわり)の書」でもあるように己自身に憎しみの感情があるからこそ同じことの報いを受けているのです。あなたにその憎しみの因果がなければそのような状況にはなりません。原因があっての結果です。それぞれ個々の因果でありこれらを混同しないようにしてください。そしてあなたのせいで大切なひとが傷つけられたわけでもありません。
これもよくある話ですが、あなたには先祖の因縁が・・・と血縁関係の因果を指摘するかたがおりますが、大抵は偽りで、ひとを不安にさせて金品を騙し取る輩です。たとえもしそれが本当だとしてもそれは因果ではありません。単なるメッセージです。決してあなたの因果の罪ではないので惑わされないようにしてください。因果とはあなたの感情が創り出したもので、あなた自身で解決をするものです。決して他人(ご先祖さま)の因果を背負うものでは絶対にありません。
中央に右手に錫杖を持ち念ずる修験者、その奥に口と目を見開く不動明王様、修験者の頭上に龍神さま
- まえがき
この書は「理(ことわり)の書」よりも、もう少し因果について人間らしく泥臭い内容となっています。常世のお話をする前にまだ現世の何たるかをお知らせできればとの思いで書き綴りました。
そしてこのタイトルにある「自在」とは「意志のある」という意味です。それは「自分らしさ」にも通じる言葉であり、ものの見かた、考えかた、感じかたはひとそれぞれにあるものとしています。
ただ「自分らしさ」とは、簡単には見つかるものではありません。ましてや「意志」や「こころざし」など、そんなに簡単には決められるものでもありません。ではどうすればよいのでしょうか。
例えばあなたの好きなことは何でしょうか、興味が惹かれることや、夢中になれるのはどんなことでしょうか。ここからヒントなどを見出してみることもひとつです。または神道から入っても、仏教から入っても、西洋の数ある偉人たちの考え方を参考にするのもよいでしょう。
わたくしごとですが20代の頃にひとの薦めでアルベルト・カミュの「シーシュポスの神話」を読みましたが、その時は何度読んでもわかりませんでした。ただ30年後のいま、不条理という言葉の意味をやっと解りかけているのです。数ある哲学書があるにも関わらず何故かその分野ではこの本のしか読んでおりませんでした。これもつながりなのでしょうか。
もちろんあなたが共感・共鳴するひとの考えかたから入ってもよいです。一番大切なのはあなたが楽しくなるような考えかたです。あなたの身の回りにそれは必ずあります。あなたが気づかないだけなのです。
常にそのことを意識してみてください。その意識さえしっかりと持っていればあとはあなたを守る神さまが自然とあなたに合わせて導いてくれます。あなたが楽しくなる考え方です。これを忘れないでください。あなたの「信念」や「こころざし」が見つかるためのお役に立てればとの思いです。
この後に続く本文に記載をされていることは現世だけでなく常世にも通じる「意志」、「こころざし」が大切であることも綴っています。何度も伝えていますが手段・方法は違えども辿り着く場所はみな同じです。
これより先、特に「こころの葛藤」は長い文章もあれば短編で終わるものもあります。約一か月にわたり記載をしてゆきますのでご覧ください。
~目 次~
まえがき
第一章 こころの葛藤
第二章 身体の衰え
第三章 因果の苦悩
第四章 因果の本質
第五章 意志と因果
あとがき
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