「自在の書」(その23)

第一章  こころの葛藤 

#22
この身に変えてでも子供を守りたいのですが

⇒子どもの因果を、親のあなたが背負うことはできません。こどもを守りたいのは親であればみな想いは同じです。ただそのように子どもに対して執着をし過ぎるあなたの因果であることに気づいてください。そしてこれはあなたの因果をこどもが教えてくれているのです。

あなたが子供を守りたいと執着をし過ぎるその思いが因果となっているのです。あなたが子どもをどうにかできるものではありません。四六時中に管理をしてもケガや事故は防ぐことはできません。原因不明の病とて同じです。子どもに何かあったらどうしようと結果に囚われているからそうなるです。そうではなくあなたが変わってください。子どもを守ることは当たり前ですが執着をし過ぎるひとほど子供に何か起きるのです。似た者同士として・・・。

子どもは親の姿を見て育ち成長するのです。

親であるあなたが因果を消してこころを成長させて変わってゆけば、それで子どもは自然に守られてゆくのです。

「自在の書」(その22)

第一章  こころの葛藤 

#21
わたしは悪くないのに・・・

⇒あなた自身の因果に気づいていないだけです。すべてはあなたがそのように思うことの感情が原因です。大体はこのように言葉に発するかたは我の強い方です。すべてを他人のせいにするかたたちです。そうではなくそもそもはあなたが原因で起きている結果であることを理解して下さい。

稀に内なるこころに秘めて本当に「わたしは悪くない」とする方もいるようですが、これは上記とは逆で強い意思を持たないと何でもあなたのせいにされてしまいます。これもまたそのひとの因果です。前述と同様で表裏一体なのです。同じグループの因果を持つひとたちですが、このように「わたしは悪くない」をひとつとっても我の強い人と意思の弱いひとにとっての「わたしは悪くない」があるのです。

いかがでしょうか、このように強い人がいれば弱い人がいる、いじめるひとがいれば、いじめられるひとがいる、ひとの感情はこのように必ず表と裏があって因果が成り立つのです。原因があるから結果が生じるのです。

いじめるひとは過去にいじめられてきたひとです。そしていじめられるひとは過去にいじめてきたひとです。これはすべての因果に相通じるものです。この「表と裏」が「原因と結果」のことを示しているのです。

わたしはこれが因果の本質であると考えています。

だから「これくらいがちょうどよい」とすることで因果は消えてゆくのです。

「自在の書」(その21)

第一章  こころの葛藤 

#20
いろんなことで困っています。どうしらよいでしょうか

⇒あなたがいろいろと悩むように、いろいろな考えかたをした方も多数いらっしゃいます。「理(ことわり)の書」だけではなく一度ほかのサイトを検索してご覧になってみるのもあなたの為になるはずです。

ただ高額な金銭を要求するサイトはお勧めしません。また不安な状態であるあなたを更に不安にさせることを言ったりするひとも絶対に信じてはなりません。「はじめてのかたは無料」も同じです・・・意味がよくわかりません。

「自在の書」(その20)

第一章  こころの葛藤 

#19
なんでも因果で解決させていると思うのですが

⇒その通りです。この現世で因果を消してゆくことがわれわれの使命です。因果を知り、消すことはこころを成長させるための試練です。これは誰も逃れられることはできません。因果があるからこそわれわれはいま現世にいるのです。原因があるから結果があるのです。

「自在の書」(その19)

第一章  こころの葛藤 

#18
ひと助けとはなんですか

⇒「互いに協力をして助け合うことで生まれる笑顔でひとを幸せにすること」です。
ひとを喜ばせること、ひとがこころの底から幸せであると感じてもらうことです。またあなたの因果を無くすことは、実は相手の因果を助けることにもつながっているのです。

「自在の書」(その18)

第一章  こころの葛藤 

#17
意見が対立する相手にはどうした良いでしょう

⇒脳とこころの葛藤をイメージしてみてください。あなたの意見を押し通そうとしていませんか。例えば因果を理解しているひとと理解していないひとでは互いに相容れません。例え因果を理解していなくともひとの考えかたはさまざまにあるものです。

そしてこれもまたあなたの因果であると考えれば、たまにはあなたの通す意見を抑えて相手の意見を通してあげましょう。あなたの我の強さを抑えて相手の意見を受け入れてあげてみてください。このような対応は必ずあなた自身の「徳」としてあなたの周りの環境が変わってゆきます。

「自在の書」(その17)

第一章  こころの葛藤 

#16
邪念とは何ですか

⇒我が強く欲深い意思のエネルギー体です。ひとの感情から生まれています。そのエネルギー体はひとの脳やこころを言葉巧みに操ることで満足をするのです。

本来は「無」であること(ひとの感情が創り出しているだけ)を伝えれば消えてゆきます。チカラ尽くして諫めるのか、諭して鎮めるのか。あなたができる対応をしてください。特別なチカラではありません。もともとはひとの感情から生まれたもの、その気持ちを理解することができるはずです。あとはあなたの意志の強さ次第です。そしこれらを鬼などのように勝手に実体化をしたイメージをするから怖いと感じるのです。所詮はただの感情です。

ひとの感情が創り出した邪念もまた「無」であることは承知しているのです。ただ「無であることを認めたくない」だけです。「楽をしたい」だけなのです。「他人のせいにしたい」だけなのです。「自分の存在を知ってほしいだけ」なのです。そして「思い通りにしたい」だけなのです。

「自在の書」(その16)

第一章  こころの葛藤 

#15
似たような因果を持つ者同士がグループを形成するとありますがもう少し具体的に教えてください。

⇒ひとが創る因果の内容は大別していくつかのグループに分けられます。そしてグループを形成することで互いに支え合ったりすることをしてこころを成長させているのです。

あなたの因果はなかなか自分では気づかないので相手の行動で教えてくれたりと無意識のうちにお互いで協力をし合ってこころを成長させるのです。

これは因果を消す一例でもあるのですが、例えばAさんがBさんに何度言っても言うことを聞かない、例えば掃除をしない、なんでしないのかを毎回小言のように口うるさく伝えても直りません。それはBさんがAさんからの言葉の意味を理解する前に感情的にうるさいとしか感じないためです。でもある時にBさんに対して怒っているのは自身(Aさん)の思い通りにならないわたし(Aさん)の我の強さだと知り、小言を言うことでBさんに嫌な思いをさせていることに気づき、怒ってばかりいないで自分ですればよいと思い、Aさん自身が掃除をするようになったところ、その後に何週間かしたらBさんは自分でできる限りのことをしてきれいにするようになりました。

もうおわかりでしょうがこれは掃除をしないBさんが悪いわけではありません。Aさんの口うるさい小言でBさんにいつも嫌な思いをさせていたAさんの因果であることに自分で気づき、消すことができた一例です。一方でBさんも掃除をしなければならないことはわかっていたのです。ただ素直になることができなかっただけなのです。このようにしてお互いに「気づき」を与えているのです。

もちろんAさんがBさんに対して「一緒に掃除をしようか」と誘って楽しくできればもっと良いのですが、こちらはとても勇気のいることです。

「自在の書」(その14)

第一章  こころの葛藤 

#13
「理(ことわり)の書」は難しくてわたしには無理です。どうしたらよいでしょうか

⇒因果を消すための意識付けは小さなことの繰り返しで時間はかかるものです。焦らずにゆきましょう。原因があっての結果です。まずは自身の因果を知ってください。

あなたはひとから何て言われますか?たとえば責任感が強いと言われるのなら、その強さを他の誰かにも同じことを求めていませんか。自分はこうだから相手もこうでなければならないと考えたことはありませんか。これは無意識の内に身近なひとがあなたに因果を教えてくれているのです。良いことも悪いこともあなたの因果と受け止めてみてください。ひとが伝えるあなたの印象は表裏一体です。