常世が中心の編 (その10)

意志~常世が中心の編

あとがき

前世での行いとこの世での償い・・・
少なくともわたしには前世での行いについて理解しています
今世での自身の因果を知れば自ずと前世での行いが手に取るようにわかります
感情のままに、欲のままに、ひとのこころを傷つけてきています
もちろんこの世でも似たようなことをしてきているのです

自身の因果に気づいてください

いじめているひとは、過去にいじめられてきたひとです
いじめられているひとは、過去にいじめてきたひとです

いずれともこころが傷つけられていることに、気が付いているのに痛みよりも憎悪が勝るのです

どこかで断ち切らないとずっとそのループが続きます
いじめるほどに憎悪が強欲となり
いじめられるほどに憎悪が強欲となってゆくのです

いままさに・・・
いじめるひとはほかの誰かにいじめられており
いじめられるひとはほかの誰かをいじめているのです

この無限ループに気付いているのでしょうか
この世ではそれを地獄と例えているのです
そしてわれわれはこの世でその強欲に対して、憎悪に対して償いをしなければなりません

わたしの場合はまだよいほうでしょう・・・
自身の因果を繰り返し経験して、いまでは因果すらこころを成長させるためのわたしを守るこころの導きとさえか感じています

そして常世が中心であることも理解しているからです
でもそのことに気が付かずに、この世を終えるひとのほうがほとんどなのです
多くのひとはこの世でもまた同じことを繰り返します・・・
一部の例外を除いてひとは因果を償うためにこの世に生まれてくるのです

常世が中心の編 (その9)

意志~常世が中心の編

第八章  気づき・・・

ひとの意識とはこころです・・・
ひとは転生をするときに過去の意識を一切消して生まれてきます
こころはひととしてはじめからやり直すのです

転生をするときにすべての過去の意識を消して生まれてきます。記憶を残したままでは何の成長にはならないからです

そしてひとの意識がこころであるということはほとんどのひとが生きている間に気付くことはありません。身体の寿命が尽きてこころは身体から離れてようやく気が付くのです。ましてやあなたを守るこころの存在など知る由もないでしょう

なぜ転生をしてまたはじめからやり直すのでしょうか・・・
前世であなたはこの世での生きる理由に気付かなかったからです

因果を理解することができなかったからです
感情のままに、欲のままにこの世での時間を費やしたからです

転生をしてこの世に生まれた未熟なこころはひとが持つ本能による感情を軸にそれぞれが育つ環境によってこころのあり様を形成してゆきます。そうして因果を経験してこころを成長させてゆくのです。

でも因果を経験しても理解ができなければ、その因果は何度も繰り返されます。やがてこころが折れて強欲や憎悪が勝るようになってしまうのです

そこに待ったをかけてくれるのがあなたを守るこころ(理性)です。何度もあなたに気付かせようとしているのです。大切なひととの出会い、大事な言葉など、その導きによってあなたに気付かせようとしているのです

人生のほとんどは悩み苦しむばかりです。だから楽をして強欲のままにとなるのです

生きる理由を気付かせるために、あなたが(こころが)もっとも成長する環境で生まれてくるのです。人生とは長さではありません。生きたその深さです。目の前に起きる出来事のすべてはこころの成長であると理解をしてください・・・

常世が中心の編 (その8)

意志~常世が中心の編

第七章  ひとの意識とは「こころ」・・・

あなたの身に降りかかる出来事・・・
病、災いはあなたのすべてを変えるようであっても
実は何も変わることはありません
あなたがそう思い込んでいるだけです
この世が現世(うつしよ)と言われる所以です

決して他人事の言葉ではありません
あなたが知らずのうちにそのように選択をしているのです
そのことに気が付かないままに・・・
そうしてまたひとの所為(せい)にするのです

この世に執着をするからそうなるのです
お金に、物に、そして人に・・・そして感情に・・・
そして、この物質世界にこだわり、執着をしているのです

でもそうではありません

この世はあくまでもこころを成長させるための世界でしかありません
こころだけの世界である常世が中心の世界であるのです
こころとは意志です。そのことを理解してください

ひとの意識とはこころです
転生をするときに過去の記憶を一切消えて生まれてきます
ひととしてこころは、はじめからやり直すのです

それを見守る役割をしているのが「あなたを守るこころ」のことです

この世、ひと、あなたの意識(転生したこころ)、あなたを守るこころ、こころの成長
常世(あの世)、精神世界、こころのあり様でさまざまに在る世界、すべての中心

そして摂理(自然の法則)が自然という意志がもっとも常世であるのです
自然の意志こそがわれわれが求める意識であり生きる理由であるのです

常世が中心の編 (その7)

意志~常世が中心の編

第六章  自然のままに・・・

ひとの人生は自然と同じです
ひともまた花開き実を結び後世へと命をつなぎます
自然という意志のままにあるのです

純粋な大木は1000年たっても変わりません
ひとだけが変わってしまったのです

ひとにとって自然は思い通りになりません
だから畏れを抱き、また神と崇めるのです
自然はひとが失くしたものをすべてもっています
信念、志、献身、思いやり・・・

ひとは自身の欲望のために他を利用します
でも自然を相手にすることは欲がなくなります

自然は共生によって良い因果をつくりだしますが
ひとは強欲によって(悪い)因果をつくります
原因があっての結果とはこの世(事実)であることです

自然は意志のままにあります
自然の意志とは、これまでのつながりである理由があっての必然です
必然とは「事情」であることです
わかりやすく理由とは経緯のことです

ひとは自然界から離れてしまい
独自の人間社会を形成してきました
そして強欲という因果をつくりだしたのです

因果とは自身の業を、己自身で償うことです
そしてまた自然に還るのです
自然のままに・・・

常世が中心の編 (その6)

意志~常世が中心の編

第五章 因果とこころ

あなたが求める答えとは、あなたにしかわかりません
あなただけの答えであり、それはあなたのなかに在るものです

あなたの目の前に起きる出来事はすべてあなたをも守るこころの導きです
因果とはあなたを守るこころです


あなたを成長させるために在るのです
因果とともに在るとは、あなたを守るこころとともに在るということです

因果の想いとはあなたを守るこころの想いです
因果を追い求めた先にこころがあります

因果のすべてを、あなたを守るこころに置き換えてみてください
どんなにも辛い思いをして感情を揺さぶられようとも
因果に打ちのめされて、因果を避けるようになり、因果を恐れ、因果を嫌い
逃げれば逃げるほど追いかけてくる因果にひとは悩み、苦しむのです
そして因果と向き合うことを諦めてしまうのです

お前の覚悟〈意志〉はそんなものかと・・・
その因果があなたを守るこころであったら・・・

あなたのために因果と向き合わせているのだとしたら、因果はどれほどまでにあなたを成長させてくれることでしょうか

そしてどんなに追いかけても追いつかないこともわかっています・・・
追いつけそうだと思ったら微妙にまた差をつけて引き離されてしまいます
ずっとその繰り返しです

因果に反省し、因果を愛してください
因果とともに・・・

因果とはあなたを守るこころです・・・あなたを守るこころとともに在るのです

常世が中心の編 (その5)

意志~常世が中心の編

第四章  あなたはどんな世界をみていますか

言葉によってその立ち位置がわかりづらいので整理してお伝えします

ひとの意識(あなた)とは・・・
感情によって身体が思考している意識です
ひとは身体があって本能から生まれた感情によって脳が思考をしている意識のことです
ひととしてこの世に生まれ環境によって人格を形成した意識です
その意識とはやがて身体の寿命が尽きれば身体から離れ、もとのこころとなります

ひとの意識(あなた)とは未熟なこころです・・・
「ひとの意識=あなた」とは転生をした「こころ」のことです
こころを成長させるためにこの世に転生をしています
ただし転生前の記憶は一切残さずにひとの意識として因果を経験して成長します
未熟であるこころを成長させるためにひとの意識として学ぶのです

ひととして意識をしている間はひとの意識がこころであることに気が付きません
だいたいはこころが身体から離れる死を直前にして気が付くものです

ひとの一生とは・・・
ひととして生きること(人生)とは・・・
「感情~欲~強欲~因果~反省(気づき)~献身~こころ」を知ることです

あなたを守るこころとは・・・
あなた(未熟なこころ)を守る少しだけ先を歩くこころのことです
あなたの身体に宿り理性として感情(あなたの未熟なこころである意識)と対峙しています
あなたの感情とは別にある意識(理性)のことです
あなたの特性(役割)に合わせて良い方向へと導いてくれます
あなたがひと(意識)の一生(人生)に気が付けばあなたを守るこころの役割も終えます

あなたを守るこころとはひとの身体に宿る意識であり「理性」という表現でわかりやすく説明しているものです

あなたはこころに守られています。そしてみなに願いを込められて支えられているのです
この身体もまた、いにしえよりつながってきています。こころが宿るこの身体にも感謝をしてください

そしてこころもまたこれまでつながってきた身体と同じようにひとつにつながっています
この現世はこころを成長させるための世界であり、すべては常世が中心であるのです

この世(現世)とあの世(常世)・・・
物質世界(この世)と精神世界(常世)のことです
物質世界であるこの世が中心ではありません。精神世界であるあの世が中心の世界です
そして精神世界(常世)とは無限に拡がる宇宙のことであり、宇宙とはこころのことを云うのです

この世で「ひと」として見ている世界があり、また常世から見る(感じる)この世の景色があります。それぞれがこころのあり様でさまざまな世界をみています

あなたはどんな世界をみていますか・・・

こころとは精神であり、見ることも感じることもありません・・・
ただ意志という精神であるのです・・・

常世が中心の編 (その4)

意志~常世が中心の編

第三章  あなたを守るこころ(献身)

命(いのち)を助けるとは・・・
あなた命(いのち)を助けることができます
助けることに順番などがあるのでしょうか・・・

ほかにも助ける命(いのち)がある環境
あなたしかいない状況
相手の状態の問題

あなたがすべてをしようとは思わないでください
それぞれに役割があります
あなたができることをしてください
そしてあの世ではできないことを、いまこの世でしてください

あの世で「命(いのち)を助ける」とは・・・
あなたを守るこころは命(いのち)を導くことしかできません
あなたを守るこころは先回りをして、あなたを未然に助けることしかできません
でもあなたがそのことに気が付かなければ
あなたを守っているという、その行為が届かなければ
それがどんなにも歯がゆいことでしょうか

身体があれば・・・
話すことができれば・・・

あなたを守るこころの願いは命(いのち)との出会いによって気づきを与えてくれています
出会いは偶然ではなくあなたを守るこころによって導かれているのです

いま生きていることに感謝をするのは
「あなたを守るこころに感謝をしてください」ということです
「あなたは幸せになってください」と願いを込められているのです
そのことに、あなたがた気が付けばその「こころ」はどんなにもうれしいことでしょうか
どんなに喜んでくれるでしょうか・・・

どんなひとでも必ず「こころ」に守られています、そのことに気が付いてください
あなたを守ってくれる「こころ」に感謝をしてください・・・

常世が中心の編 (その3)

意志~常世が中心の編

第二章 この世でしかできないこと

この世とあの世の違いはあの世では時間という概念が無いこと、そして身体が無いことがこの世との圧倒的な違いです。だからわれわれはこの世でしかできないことをしなければなりません

これまでつながってきたこの身体に感謝をして、寿命尽きるまでこの身体を使って命(いのち)に献身をしなければならないということです。それがこの世で生きる理由です。

そして「献身」と「自己犠牲」はまったく違います

命(いのち)あるものに・・・感情を満たすことが自己犠牲でありこころを満たすことが献身です

もっと具体的には・・・
【自己犠牲】自己満足であり、見返りを求めてしまうことです。一時的な感情による行為で自分ができることしかしないのが自己犠牲です。

【献身】ずっと長くにひとの幸せ願い、思いやり、やさしさに溢れた行動をすることです

生きる理由とは・・・
ひとは良いことよりも悪いことのほうが覚えているものです
あなたはどれだけ良いことを思い出すことができますか
生きている中でできるだけ多くの良い思い出を創ってください

こころの成長とは、あなたに「感情~欲~強欲~因果~反省(気づき)~献身~こころ」を伝えています

献身の先にあるこころとはこの世でしかできないことをひととして、生きる理由のためにそれぞれの役割に尽くすことです。

この世で生きる理由とは純粋に、自然のままに、こころのままに
すべての生きとし生けるものに献身をすることです

常世が中心の編 (その2)

意志~常世が中心の編

第一章  幸せとは

あなたにとっての幸せとは何ですか・・・
自身の欲が満たされることですか
幸せもまた欲なのでしょうか

幸せに定義などありません。以前にも伝えているように幸せとは地獄があるからその対比として幸せという言葉があるだけです。それに幸せとは感覚であって、ひとそれぞれの価値観によって違います

ただ多くのひとは幸せになることを目的に生きています

いま一度問います・・・あなたにとっての幸せとは何ですか

この世であれば幸せをイメージすることができます

ではあの世での幸せとは何でしょうか、天国のことでしょうか・・・
天国もまたひとによってイメージは違うでしょうかこの世でイメージをする言葉です
天国もまた欲が満たされていることを言うのでしょうか・・・

あの世(常世)での「幸せ」、「天国」とはあなたのこころのあり様次第であるということです。わかりやすくはあなたのこころが満たされていればそれだけで「幸せ」であり「天国」であるということです

あなたの生きる理由とは何ですか・・・
あなたの生きる理由とは自身の欲を満たすことですか・・・

少なからずこの社会でひとはみな生活をするという意味では自身の欲を満たすために生きています

欲はいけないのでしょうか
そうではありません
ひとのこころを傷つける強欲がいけないのです
そして強欲から因果が生まれます

あなたの目の前で起きる出来事のすべては因果によるものです。
あなたの良いこと、悪しきことすべてです

ひとの因果によってつくられしこの世界・・・これまでも、これからも・・・
それでよいのです
この世はこころが成長するためにあるのです
こころを成長させるための過程でしかありません

この因果によってひとがつくりし世界は常世から見れば現世でしかないのです

常世が中心の編 (その1)

意志~常世が中心の編

まえがき

この世の道理とは何でしょうか・・・
ひとの社会における道理ではありません
自然の意志である道理のことです

ひとの社会では・・・
ひとが成功したのか、幸せであるのかなどは誰にも分りません
そもそも成功とは何でしょうか、幸せとは何でしょうか
定義などはどこにありません

そして他人が勝手に羨んでいるだけです
優越感に浸り、他人が羨むことが成功であり、幸せの定義なのかもしれません
ただ、いずれも成功や幸せにはお金が絡んでいます
ひとの社会では貧しいからお金を得ようとするし
苦悩ばかりだから幸せを望むのです

自然の世界では・・・
成功も幸せ、そもそもそんなものはありません
成功も幸せも必要がないからです
それは当たり前のことであるから・・・
ひとの喜びが自身の喜びであるということです

自分のことだけを考えているひとにはわからないでしょう

自然の意志を理解してください
この身体はつながりによって在ります
ただ、わからなくなるほどに欲にまみれているのです

聞き手はたくさんいます
これからはもっとわかりやすく記してゆきます

それではご覧ください・・・

まえがき

目次

第一章 幸せとは

第二章 この世でしかできないこと

第三章 あなたを守るこころ(献身)

第四章 あなたはどんな世界をみていますか

第五章 因果とこころ

第六章 自然のままに

第七章 ひとの意識とはこころ

第八章 気づき

あとがき