こころとの会話の編 (その10)

意志~こころとの会話の編

あとがき

あなたを守るこころについて理解できているでしょうか・・・
その役割をする前にはあなたと同じように
ひととして感情が優先の意識からはじまる経験をしてきています

ひととして経験してきたことを、自身に教えてくれているのです

ただ身体に宿りながらも直接に身体を操ることはできません
間接的にあなたを導き、守ることしかできないのです
こころたちは、それがどんなにももどかしいことでしょうか・・・

ただそれがあなたを守るこころの役割であるのです
こころの成長のために試練のようなものでしょうか

あなたを守るこころもまたこころの成長が目的にあります
あなたを愛して、尽くして、ひたすらに守り、そして自身を良い方向へと導きます

ひとであればだれにでも必ず身体に宿っています
でもたいていのひとはあなたを守るこころの存在には気付いていません

でもその存在に気が付くことができれば、どんなにも喜んでくれることでしょうか

もし逆の立場であればそのことがきっとわかるでしょう・・・

直接に会話をすることはできません
でも感じることはできるはずです

これまでにあなたは偶然に良いことがあった、運が良いことがあったという経験をしているでしょう

それはみなあなたを守るこころの計らいです
こころの成長とはなにも良くないことばかりを起こして、経験させることだけではありません

良いこともまたこころの成長につながるのです

こころとの会話の編 (その9)

意志~こころとの会話の編

第八章  こころとの会話

きれいな言葉を発することも行動です
なによりあなたの周りのひとたちが心地よいものと感じます

できることからはじめてみてください

そしてあなたの役割とは、あなたは自身が学ぶだけでなく、周りのひともこころを成長させるために存在をしているのです

それもひとのためです

ひとの意識(こころ)は、ひと助けをして、期待に応えたいという想いであったものは、周りのこころたちがこのひとにならもっといろいろに伝えたい・・・

もっとたくさんに教えたいという想いが、あなたに期待をするこころたちがたくさんの
チカラを貸してくれるようになるのです

互いの意志のやりとりである会話は。教える側も教わる側も同時にこころが成長してゆくのです

わたしの言葉を聞いて・・・
いや先にこっちの行動を試してみてと、身体のないこころたちは行動してくれるあなたに興味があり、同時に自らも成長したいと想うこころたちが集まってくるのです

こころが成長しているという判断は、自身ではなく周囲のこころたちが判断をするものです

あなたと一緒にいたいとするこころが多ければおおいほどに。あなたのこころは成長しているということなのです

こころとの会話の編 (その8)

意志~こころとの会話の編

第七章  はじめに言葉から・・・

因果も「志」も同じこころの成長のためにあるものです
差別・迫害などひとに優劣があってはなりません
命(いのち)は比べることなく、等しくあるのです

これらは意識の問題であるだけです
ひとの傲慢な意識が「差」をつくるのです

そして同じという意識もその「差」があるからこその「同じ」という言葉が在るのです
そもそも強欲が無ければ、その「差」もなく「同じ」という意識もありません

同じということが等しいということであっても
違うということが差別ということではありません
それは意識の問題です
差別とは傲慢から生まれる言葉だからです

こうして強欲である言葉や傲慢な態度から生まれる言葉(意識)を失くしてゆくと、きれいな言葉たちが残ります

愚痴、恨み、つらみばかりの言葉に、囲まれた環境は独特の陰湿さを感じます

でも自らが気持ちよく温かみのある言葉たちを発することで、周囲もまた心地よい環境となるのです

こころが成長すると自然にきれいな言葉たちを発して
同じような言葉を話すひとたちが集まってくるのです

あなたがいまいる環境は心地よい場所でしょうか・・・
そうでないのならあなたが率先して、愚痴や恨みの言葉は使わずに、きれいな言葉たちを話してゆきましょう

こころとの会話の編 (その7)

意志~こころとの会話の編

第六章  期待されていること

神道では自然を対象とした八百万の神さまとともに、古のひとたちもまた神さまと崇められてきています
菅原道真さま、徳川家康さまなどはよく知られています・・・

そして仏さまはひとの中に宇宙を創られたと説いており
それはすなわち、ひとは仏さまであるということです
こちらもまたお釈迦さまが有名です

ひとであるこの身体の寿命が尽きた後でもおおくのひとから願いを込められて
たくさんのこころから期待をされることで、神さま・仏さまと呼ばれるようになるのです

そのひとならきっと助けてくれるという願い・・・
そのひとなら何とかしてくれるという期待・・・

その想いがこれまでつながってきています
そして神さまとは言葉(言霊)を残す(申す)ひとたちのことでもあります

われわれは八百万の神さまばかりに願いを込めて期待をするだけでなく、われわれ自身も、またたくさんのひと(いのち)やこころから、願いが込められて期待されていることを知り、その期待に応えなければならないのです

そうしてこころを成長させてゆくのです

こころの成長はさまざまにあります
あなたにはあなたの因果あり、あなたの「志」があります
迷うことなく自分の道をでください

歩む道(方法)は違っても辿り着く場所は同じです

水の流れは源泉があり川となっていくつもの支流が生まれます
それでも川はひとつの大海原へとつながっています

命あるもの、ひとのあり様もまた同じです

こころとの会話の編 (その6)

意志~こころとの会話の編

第五章  ひとの罪とは

ひとの罪に対する、あなたの感情が罪になるのです

孔子の言葉にある、「罪を憎んで人を憎まず」・・・

そもそもが、既に起きてしまったことに対する言葉として
当事者にそのことを伝えて理解してくださいというのには無理があります

でもこの言葉・・・
事が起きる前にひとに伝えて理解をさせることができるならどうでしょうか

その答えがこれば冒頭にある「ひとの罪に対するあなたの感情が罪になる」ということです
あなた自身がひとを憎んではいけませんということです

ひとはこのような言葉の事例をこれまでにたくさんに学んできているのです

ひとは罪を犯すものだと納得してしまう前に
ひとはこころを成長させることができると期待をしてください

起きてしまったことを考えるのではなく
起こさないようにするためにはためにどうすればよいのかを考えてください・・・
起きない世界にすればよいのです

上記を例に、どのようなことかというと・・・・
はじめに「ひとを憎んだりしてはいけません」ということです

ひとの罪が問題なのではありません
あなた自身の意識にある「ひとを憎む」ということが問題であるのです

周りのひと、みなが自身のこれまでのことを償い反省をすればそれだけ行えばよいのです
そんなひとがたくさんになればそれでよいのです

ひとを憎まなければ、ひとを憎む世にはなりません

そのような意識のあり様であれば、少なくともあなたの周りでは起きません
だからこそこのことを知り得たあなたはもっと広くに伝えてゆかなければならないのです

こころとの会話の編 (その5)

意志~こころとの会話の編

第四章  ひとつの教え・・・

ひとの歴史は・・・
虐殺・迫害・奴隷制・身分制度などおおくの差別について知ることで
ひとは平等でなければならないことに気付きさまざまに乗り越えてきています

こころである意志には逆らうことはできません
ただ強欲に満ちた異を唱え至上するものが、都合の良い理由付けをして道を阻み困難として在るのです
だから長い時間がかかるのです

気付きである「志」に困難があるのは当たり前です
でも「志」を掲げるものに、それが困難とは感じていません

困難とは「志」が成し遂げられないとする不安が困難となるのです

「志」とは・・・この世で叶わなければ、あの世で「志」を叶えてください
たとえあの世でも叶わないのなら、転生した次の世でその「志」を成し遂げてください
それでも叶わないのなら・・・

因果は繰り返して出来事を起こすことであなたに気づきを与えます
それがこころの成長です
「志」もまた決して諦めずに成し遂げられるまで何度も立ち向かいます
これもまたこころの成長です

因果も「志」もそれだけの強い想いがあるからこそ、その先があるのです
そうしてひとは虐殺や迫害などの災いから何世代にも渡って乗り越えてきています

因果と「志」にその差はありません・・・どちらもこころの成長であるのです
互いに等しいとするひともまたその差はありません・・・どちらもひとであるのです

そしてすべてが同じ命でありすべてが等しいのです・・・命に優劣の差などありません
意識(こころ)のあり様があるだけです

そのことを教えてくれるために、ひとは生きているのです

こころとの会話の編 (その4)

意志~こころとの会話の編

第三章  伝えかた・・・

生きる理由とは・・・
あなたはたくさんのこころたちから願いを込められて、期待されているのです
こころを成長させることでその願いや期待に応えてください
これはすべてのひとに共通する理由です

その願いとは、期待とは・・・
こころを成長させることです
前章でもお伝えしましたがこころを成長させるための
因果についても、ひとさまざまに在ります
あなたの因果である苦難を乗り越えてゆくことがこころの成長へとつながります

こころが成長するとどうなるのでしょうか・・・
苦難を乗り越えるなど、そんなにつらい思いをしてまで
する必要があるのでしょうか
なぜこころを成長させなければならないのでしょうか

それでは・・・
あなたはこの先もずっと苦難を受けるままでよいのでしょうか
それで、その苦難に耐えきれずにそこから逃げ出してもっと楽なほうへと、強欲に満ちた世界にゆくのが良いのでしょうか

こころの成長とは苦難の日々からあなたを助けようとしているだけです
あなたを救おうとしているだけなのです
そのことに気が付いてください

この世で命あるものはすべてに理由があって生きているのです

生きる理由とは・・・
こころの成長であり・・・
それは因果という苦難を取り除くこと・・・
そしてあなたが救われたその気付きを
あなたはみなから感謝され、期待されている想いを
またほかのひとに伝え、おおくのひとを助けてあげることです

それがひとの意志であり役割であり「志」です

こころとの会話の編 (その3)

意志~こころとの会話の編

第二章  繰り返し・・・

あなたの目の前で起きる出来事は
あなたに教えを伝えているのです

たとえば虫が嫌いで殺めるばかりであるのなら
更にその虫が目の前に現れます
それが因果というものです

じゃあ、とうすれば・・・
「殺めなければよい」だけです

あなたへの教えであることに気が付かないのです
なぜ目の前で何度も何度も同じことが起きていることに気が付かないのでしょうか・・・
同じことを繰り返すというのがあなたの因果であるのです

嫌いだから生きるものを殺めるのでしょうか
虫が嫌い、苦手なのは構いませんが殺めることはあってはなりません
同じ命を軽んじてはなりません

命の大小を説いているのではありません
「殺める」というあなたの意識について問われているのです
そのことに気が付くまで同じことが繰り返されるのです

そしてひとは都合よく理由付けをしては(正当化して)殺めています
でも命あるもの殺めることに正当化するなどの理由などは絶対にありません

平和のため、戦争という大義名分のためにひとを殺めることは仕方のないことなのでしょうか・・・

黒猫は可愛くてカラスは嫌いなのでしょうか
このようなひとの傲慢な意識はほかにもたくさんあります

弱いものをチカラづくで、排除しているだけです
そうゆうひとに限ってやたら正当性を主張するのです
ほかのひとのためにと責任転嫁して平気で取り繕うのです

みながこのような経験するわけではありませんが
因果を知るために強欲で傲慢なひとが起こす出来事であるほんの一例です

あなたが何度もなんども同じことを繰り返していること、それが因果です

こころとの会話の編 (その2)

意志~こころとの会話の編

第一章  何のために・・・

あなたはみなから愛されています
みなとはひとだけではありません
あなたを守るこころから愛されているのはもちろんですが
これまであなたが助けてあげた命から・・・
これからも助けてあげる命から
愛されているのです

なぜ気づかないのでしょうか

たとえたくさんの小さな命を殺めてきたことさえも
あなたがいま気づいたことで
この先に殺めることをしなくなれば
それだけでもこの先の多くの命が救われるのです

なぜ気づいてくれないのでしょうか・・・

すべてはあなたのこころの成長のために起きる出来事です
あなたはそんなたくさんの命から愛されているのです

あなたが気付いてくれさえすれば
それまでの命も
これからの命さえもすべてが救われるのです。

あなたに願いを込めてよかったと
あなたを支えていてよかったと
感謝されるよう
みなの期待に応えてください

そのことに気が付くことで
なによりもあなたが救われるのです
誰のためにではありません
あなたのために・・・

こころとの会話の編 (その1)

意志~こころの会話の編

まえがき

ここでまたおさらいです

あなたの意識はこころが転生してひととして生まれているものです
こころを成長させるために
またひととして感情からはじまる意識を経験してゆくのです
ただ以前の記憶は一切消されているために気が付かないだけです
そしてまた身体の寿命尽きるとこころとなります
その繰り返しです

それはなぜ?・・・
こころを成長させるためです
ひととして因果を通して
ひととして「志」を通して
こころ(意識)を成長させてゆくためです

そしてひとは自身の意識とは別に
あなたを守るこころが身体に宿っています

わたしの書き物の中では何度も登場する言葉です

あなたの身体に宿りあなたの一歩先を歩くこころ(意識)のことです
あなたの理性という言葉で説明するとわかりやすいです
あなたを守ることを決して諦めずにひたすらに尽くしてくれます

具体的にはあなたの感情の意識に対して異を唱える意識のことです
感情のままの意識はどうしても欲に溺れてしまいます
それを助けてくれるのがこころです
あなたの身体を守りこころの成長させる手助けをしてくれています

あなたがひととして経験する意識よりも一歩先を歩くこころです
以前はあなたと同じように感情から始まる意識を経験しているこころです

それでは本編をご覧ください

まえがき

目次

第一章 何のために・・・

第二章 繰り返し・・・

第三章 伝えかた・・・

第四章 ひとつの教え・・・

第五章 ひとの罪

第六章 期待されていること

第七章 はじめに言葉から

第八章 こころとの会話

あとがき

以上