因果の領域の編 (その2)

素直であること~因果の領域の編

第一章  ひとの役割

前世からの因果に気付くためには、まず前世でのこころの性格(感情)を知ることにあります。前世のこころとは、いまこの世で感じることができる無意識の行動でわかるものです。そして今世での性格はあなたが生まれ育った環境で形成されています

いまあなたはひとからどんな性格と言われますか?
あなたがいま無意識にする行動からして、前世でのあなたがどんなこころのあり様であったかのイメージが湧くでしょうか?
基本的には前世も今もそれほどに性格は変わるものではありません

性格とは感情の言葉で現わすことができます。そして因果とは強欲から生まれ、強欲は感情の一部です

感情とはこの身体が在って存在するものであり、こころに感情が在るわけではありません。だからこそ因果とはこの世にだけ存在するものなのです。だからあの世では因果が生まれることはありません。ただ因果に気が付かないものは、当然にあの世でも悩み続けてしまうのです

本来、あの世はこころだけの世界であるため感情は在りません。ただあの世に在る感情とはこの世で身体の在ったときの状態である感情をそのまま引きづっているだけです。あたかも身体がまだあるかのようにして、感情のままに意識しているのです

因果はこころが身体に宿る世界でしか存在しません。そして因果の在る世界でしか・・・因果とともに在り続けることができなければ因果に気がつくことはできないのです。そして因果に気がつくことで因果を反省することができるのです

因果を反省することができれば因果を良い因果に変えることができます。この一連の流れがひとであるための役割なのです。こころはそのことに気がつかなければ何度も、なんども同じことが繰り返されるのです。それは転生をしてもということです

あの世について、もっと詳しく知りたいのであればあの世で確認をしてください・・・
なぜこのような言い方をするのかというとこの世で大切なことはあの世を知ることではありません。この世での役割を知ることが必要なのです

この世での、ひととしての役割を全うすることができれば、あの世のことなどどうでもよくなります。それくらいにこの世での役割に尽くすことが大切あるということです

因果を反省し、良い因果に変えること。そのためには「志」を掲げ、ひと助けをすること。もちろん「ひと助け」の方法はひとそれぞれです。それがひとであるこの世界でのひとの役割であるということなのです

因果の領域の編 (その1)

素直であること~因果の領域の編

まえがき

因果にはその範囲などあるのでしょうか。なにが因果であり、何がそうでないのでしょうか。因果とはひとの強欲の感情で相手のこころを傷つける行為のことを云います。そしてそのこころに傷を受けたひとはさらにほかのひとにも自身が受けた行為をするのです

そしてこの因果の行為は「する側」のひと、「される側」のひとがそれぞれにいるのです。このようにして互いに似た者同士たちが因果の連鎖を起こしているのです

それが引き寄せの法則であり、類は友を呼ぶといった、因果と同じようにして、できた言葉であり原因があっての結果であるということです

うそをついて、ひとを騙すといった行為、身体を傷つける行為など、こころを傷つける行為とはさまざまにあります

それはたとえ今世での行為ではなくても過去世において、ひとのこころを傷つけてきた行為がいまになって現れることもあります。こころがひとの身体に宿る理由は、因果を学び、こころを成長させるためでもあるのです

こころを成長させることとは因果に気付き、反省をするためです。因果の原因をつくったのはひとです。だからこころは因果に気がつくまで、たとえ身体は変わってもこころは身体に宿り因果を体感させて気付かせようとしているのです

こころは因果に気がつくまで宿る身体を変えては何度も同じことを繰り返すのです。だからこの世の歴史もまた同じように何度も同じことを繰り返してきているのです

それがこの世の役割でもあるのです。ひとが引き起こす数々の悲惨な事件・事故を知ればこの世は地獄であると表現をすることができるし、一方では自然の法則(摂理)を知れば、そこは天国のような世界であると例えることもできるのです

ひとだからこそ、善も悪も、そのどちらの感情も持ち合わせています。その感情をコントロールするのがこころであり、それがこころの役割であるのです

今回の因果の領域の編は第六章までです・・・それでは本編をご覧ください

まえがき

目次

第一章 ひとの役割

第二章 感情とこころ

第三章 強欲

第四章 小さな良い因果

第五章 身体の寿命

第六章 この世の役割

あとがき

以上