こころと意志と良い因果の編 (その3)

素直であること~こころと意志と良い因果の編

第二章  大切なこと

こころとは良い因果となる意志のあり様です・・・ただ、こころは、この世において実体はありません。あえてこの世でわかりやすく例えるなら「意志」として存在しているということです・・・意志がただ在るということです

そして、それはこの世では、ひとの身体の中にあるのです。そのこころ(意志)はこの身体を使ってさまざまに行動をして意志を具現化しているのです

ただ、ひとに宿るこころはとても未熟です。ひとの身体を使って行動を伴わなければ因果も、良い因果もなんのことかまったくわからないのです。だから行動ができるこの身体を必要としているのです

こころは実体がない精神のあり様ですが、ひとの身体に宿ることで精神としてこの世に存在しているのです

この世という世界はいま生きているから理解している世界です・・・あの世という世界は、この世とは違う別の世界とした意識にすぎません。ひとが都合よく理解するためにあの世という世界を理解しようとしているのです

だから、そもそもこの世もあの世も分ける必要はないということです。言い方はともかくとしてこの世には身体もありこころもあることは事実だということです

でも本当は実体のない「こころ」がすべてであるということです

大切なことはこころがあり、意志があり、良い因果があることを理解して意識することができていればそれでよいのです

これまでの書について当然に、「この世」から感ずる世界観を表現して伝えています。もっと細かな「あの世」とした世界観は実際にひととしての寿命が尽きればわかる話です。それはそれで楽しみにしていれば良いのです

いま在るこころの存在を・・・そしてこころが在るべきその理由に気づいてみてください

こころと意志と良い因果の編 (その2)

素直であること~こころと意志と良い因果の編

第一章  こころと意志と良い因果

この世の時間は宇宙の歯車においては一瞬です。それは時間の長さを意識するものではなく、意識の深さをイメージすることでわかるようになります。この世も、あの世も関係ありません。こころと意志と良い因果を意識してみてください。すべては形の「無い」ものであるのです

そして「無」であることとは「意志」であるということです。「無」である意志を言葉で現わそうとするから余計な雑念や言葉が付いて回るのです。「意志以外はなにもないということ、意志だけがあるということです

意志だけの存在であるからこそ「無」であるということです。「意志」に感情は在りません。そもそも感情があるのは身体のあることだけです。その中で多彩な感情を持っているのがひとです

本来こころとは意志のことであり、意志とは良い因果のことです。本来のこころを取り戻すためにこころはひとの身体に宿りひとつ、一つ、成長しようとしているのです

さなぎが羽を拡げ蝶になることも、つぼみが開いて花となることも、そしてひとが「志」を掲げることもすべては意志です。そこに感情などは一切ありません・・・

ひとである時間も、こころの時間も、万物に宿る意志の時間などもすべてに時間の長さは関係ありません。ただ、役割の違いがあるだけです

ひとは、小さな良い因果の積み重ねることが大切です。できもしない、たいそうで大きな良い因果などは必要ありません。それよりもほんの小さく些細な良い因果がたくさんあることが大切なのです

笑顔でいることも、お花に水をあげることも、小さな生きものを助けてあげることも、小さな良い因果です。あなたがいまできる良い因果をたくさんにつくってください

この世では因果とともに在り続けること・・・
小さな幸せをたくさん、身に付けてください

こころと意志と良い因果の編 (その1)

素直であること~こころと意志と良い因果の編

まえがき

これまでの因果については強欲を中心に記してきましたが今回のテーマでは因果とは良い因果であることの解釈をさまざまに伝えてゆこうと思います。それまで因果とは、気がつかないままに、そして、因果に、気づこうとしたこともありませんでした

でもその気持ちも少しずつ変わり常に因果とともにあること、そして反省をしてもしきれないくらいの気持ちをもって、逆に反省することができるということは因果に気づかせてくれたことに感謝の気持ちを伝えるなど、因果を突き放すのではなく自戒するためにいつも因果とともにあることで感謝の気持ちをしなければならないのです

ひとであるからこそ、因果は当たり前にあることです。でも考え方次第で因果について気づかせてくれたことに感謝をして自身の因果を悔い改めることをすれば良い因果に変えることができます

これまでは因果を排除することをひたすらに伝えてきましたがひとの社会で生きるために常に他の因果を目の当たりにしながら、自身の因果に厳しくあればあるほどに自らの因果を、余計に意識するあまり、我が強くなりさらには、相手にも同じことを求めようとする考えが見え隠れしていることに気付くようになるのです

そんなことなら因果に対して突き放すのではなく、味方として受け入れることができればどんなにも自身のこころはやさしさで伝えることができるようになるのです

因果をひとつ、一つ消してゆくのではなく、ひとつ、一つの自身の因果に気が付くことができたことに感謝して、反省をして因果とともに在り続けることで、その因果がやがては良い因果になって目の前に現れるようになるのです

良い因果とは小さな感謝の気持ちの積み重ねで感じることができます。雑念が蔓延するひとの社会において小さな感謝の気持ちはこころにほんの一瞬のやすらぎを与えてくれるのです

もっとたくさんのとても心地の良いやすらぎ感じてもらうために、この先で記す言葉の意味を知ることが、とても大切なのです

それでは本編をご覧ください・・・

まえがき

目次

第一章 こころと意志と良い因果

第二章 大切なこと

第三章 こころの役割

第四章 因果の役割

第五章 まわり道

第六章 こころと良い因果

第七章 こころとは その1

第八章 こころとは その2

あとがき

以上