意志~こころとはの編
第四章 同じことを・・・
ひとは因果を繰り返し、こころの成長を繰り返します
それは病もまた同じです
ひとの寿命はここ数千年で30年から50年は長くなったことでしょう
また、ひとの病も同じことの繰り返しであることに気付いているでしょうか・・・
病気をひとつ治療できれば、またあらたな病が見つかります
その繰り返しです
こうしてひとは日進月歩して寿命を長くするようになりました
ひとの希望や可能性を信じた行動は素晴らしいことです
ただ「こころ」を知るものであれば、ひとの身体の寿命にはそれほど興味はありません
それは常世が中心であると知っているからです
以前にも伝えた通り、この世で長く生きたかが問題ではなく、どれだけ深く生きたかが大切であるということです
もちろん現代を否定するつもりはありません
でも2000年前では、いまより短命であることが悲惨だったのでしょうか・・・
5000年前は、一万年前は・・・・
ひとは遡るほどに、むしろいまよりもはるかにひとは自然に近く純粋であったのです
ひとは病、災いもまた同じことを繰り返してきているのです
そして、それよりも、もっと大切なことを忘れているのです
「生きる理由とはなにか・・・」ということです
同じことを繰り返すことは決して悪いことではありません
それは自然もまた同じであるからです
それでは何故同じことを繰り返しているのでしょうか・・・
それは大切なことを気付かせるために同じことを繰り返しているのです
すべては「こころの成長のために」あるということです