こころはの編 (その4)

意志~こころとはの編

第三章  ひとの一生

こころはひとの身体に宿っていたときの記憶を一切消して
こころがもっとも成長する環境でこの世でひとの身体に宿り生まれてきます

ひとは本能である感情を携えて
その意識(こころ)と共に、意思のままに身体を使います

ひととして喜怒哀楽をもってさまざまな因果を経験して
脳の思考が成長するとともに
意識(こころ)を形成してゆきます

ひとやほかのこころから願いを込められ、期待をされているのです
そしてひとを助け、こころを成長させてゆくということです
でもそのことに気が付くのはほんのわずかなひとたちです

それは生きる理由とはなにか・・・に気づいたひとたちです

やがて身体の寿命が近づくと身体機能が衰えて
それまで意識の通りに使用していた身体は言う通りにならなくなります
そしてまたもとの生まれた頃のように本能である感情のままの状態となるのです

ただそれまで身体と一緒に成長してきた
意識(こころ)は身体の低下には、どうにもならずにそのままにあります

身体にある脳の機能の低下はひとの本能である感情のままに戻ることで
成長したあなた自身の意識(こころ)の存在に気付くようになるのです

そして身体の寿命が尽きると意識はこころのままにとなり身体から離れてゆきます

それがこの世での自然のままに在るという「ひとの一生」です
ひとがみなこのような一生をだれもが通る道のりなのです
それは花の一生と同じで、自然の意志そのものであるのです

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