意志~こころとの会話の編
第六章 期待されていること
神道では自然を対象とした八百万の神さまとともに、古のひとたちもまた神さまと崇められてきています
菅原道真さま、徳川家康さまなどはよく知られています・・・
そして仏さまはひとの中に宇宙を創られたと説いており
それはすなわち、ひとは仏さまであるということです
こちらもまたお釈迦さまが有名です
ひとであるこの身体の寿命が尽きた後でもおおくのひとから願いを込められて
たくさんのこころから期待をされることで、神さま・仏さまと呼ばれるようになるのです
そのひとならきっと助けてくれるという願い・・・
そのひとなら何とかしてくれるという期待・・・
その想いがこれまでつながってきています
そして神さまとは言葉(言霊)を残す(申す)ひとたちのことでもあります
われわれは八百万の神さまばかりに願いを込めて期待をするだけでなく、われわれ自身も、またたくさんのひと(いのち)やこころから、願いが込められて期待されていることを知り、その期待に応えなければならないのです
そうしてこころを成長させてゆくのです
こころの成長はさまざまにあります
あなたにはあなたの因果あり、あなたの「志」があります
迷うことなく自分の道をでください
歩む道(方法)は違っても辿り着く場所は同じです
水の流れは源泉があり川となっていくつもの支流が生まれます
それでも川はひとつの大海原へとつながっています
命あるもの、ひとのあり様もまた同じです