意志~常世が中心の編
第八章 気づき・・・
ひとの意識とはこころです・・・
ひとは転生をするときに過去の意識を一切消して生まれてきます
こころはひととしてはじめからやり直すのです
転生をするときにすべての過去の意識を消して生まれてきます。記憶を残したままでは何の成長にはならないからです
そしてひとの意識がこころであるということはほとんどのひとが生きている間に気付くことはありません。身体の寿命が尽きてこころは身体から離れてようやく気が付くのです。ましてやあなたを守るこころの存在など知る由もないでしょう
なぜ転生をしてまたはじめからやり直すのでしょうか・・・
前世であなたはこの世での生きる理由に気付かなかったからです
因果を理解することができなかったからです
感情のままに、欲のままにこの世での時間を費やしたからです
転生をしてこの世に生まれた未熟なこころはひとが持つ本能による感情を軸にそれぞれが育つ環境によってこころのあり様を形成してゆきます。そうして因果を経験してこころを成長させてゆくのです。
でも因果を経験しても理解ができなければ、その因果は何度も繰り返されます。やがてこころが折れて強欲や憎悪が勝るようになってしまうのです
そこに待ったをかけてくれるのがあなたを守るこころ(理性)です。何度もあなたに気付かせようとしているのです。大切なひととの出会い、大事な言葉など、その導きによってあなたに気付かせようとしているのです
人生のほとんどは悩み苦しむばかりです。だから楽をして強欲のままにとなるのです
生きる理由を気付かせるために、あなたが(こころが)もっとも成長する環境で生まれてくるのです。人生とは長さではありません。生きたその深さです。目の前に起きる出来事のすべてはこころの成長であると理解をしてください・・・