献身の編 (その4)

意志~献身の編

第三章 そしてまた

われわれが生きる理由とはなにか、いまは自分なりに「こころの成長」であり「こころの成長」とは因果に気付き、因果とともに在り続けることですが・・・もっとその先に何かあると感じています

それはこれまでも自分なりにひとつ答えのような気づきがあり、それで終わりということではなく、さらにまた自問するのです。それを何度か繰り返してやっとこれが最後だと思ってもまた何日後かにはさらにその先を自問するのです

これまでそんなことが何回あったことでしょうか。そしていまではこの先もまだずっと続いていくのだろうと感じています。そしてきっと生きている間にその答えは見つからないこともわかっています

ひとの人生なんてそんなものなのでしょう。みなさまもそうした紆余曲折をしながらもいまの自分には何か物足りず、きっとその何かを追い求めていることには気が付いているはずです。その気付きこそがあなたのこころをさらに成長させるのです

その何かを知ることがこころの成長であり、あなたの生きる理由なのです・・・

たとえばおとなであれば大抵のひとは誰かを守るために生きていることでしょう。でも守るとは具体的にどのようなことなのでしょうか

通常は金銭的なことで守るということを想像するでしょう。確かに生活をする上でお金は必要ですが、お金よりももっと大切なことを守らなければならないということです

ひとを守るとは相手のひともまた自身と同じように生きる理由に気付かせることがひとを守るということなのです。そうして冒頭にある因果の先にあるのは生きる理由の上流にある源泉、それは「ひとのために何ができるか」ということです

そうした生きる理由を知るとあなたの中で価値観も変わってゆくのです

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