そこに在ることの編 (その7)

意志~そこに在ることの編

第六章  理由

ひとは人生を歩んでいること自体が修行です。他のひとと交わることで感情に惑わされ、欲に身を委ね、強欲に誘われるままにあるのです

もしあなたがいま辛いと思う人生であるのなら、それはなるべくしてそうなっているのです。その原因となっていること、あなたがひとのこころを傷つけてきたことが因果となり、その身に降りかかり原因がわからないままに、あなたのこころをへし折る出来事が続くのです

そしてやがては抜け出すことができないまま悩みとしてこころは感情に翻弄されてしまうのです。因果に悩み、答えがわからないままに闇に落ちてゆきます

あなたの身に降りかかる出来事の起きる理由、気が付くひともいれば、気づかされるひともいます。そしてまったく気が付かないままにこの人生を終えるかたもいるのです。あなたはなぜ生きているのでしょうか。いま一度、自身が何をすべきなのかを考えてみてください

もし起きる因果の出来事を止めたいのであればその理由を知らなければなりません。その理由とはあなたがひとのこころを傷つけてきた自身の行為に対してひたすらに反省をし、そのことに気が付かせてくれたことに感謝の気持ちを伝えることをしなければならないということです

その感謝の気持ちを伝える相手とは誰であろうあなた自身のこころに対してひたすらに反省をして気付かせてくれたことに感謝の気持ちを伝えるのです

・ひとは無意識の内にひとのこころを傷つけてしまうことがありますが無意識であることとは単純にやさしさやいたわりの気持ちがない証拠です

・思うようにならないことが人生です。また思わないことが起きるのも人生です。すべては線でつながっています

・たとえ俗世から離れても煩悩はつきまといます。俗世を経験すればするほどに避ければ避けるほどに煩悩は大きくなります。煩悩を受け入れてください

・因果を良い因果に変えるためには自身にとって正直であり、素直であり、他のひとに対していたわりがありやさしさがあることです

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