真ん中の編 (その5)

右上から見下ろしているお姿

素直であること~真ん中の編

第四章  感情とこころ~その1

こころ、意志、良い因果がすべて同じ意味であることは先に述べた通りですが、それは自然の法則(摂理)のすべてに関わる言葉や行為が同じ意味であるということです。そして自然の法則もさまざまにあるのです。次に記す文章は以前より伝えている自然の法則の一例です

花はただ花を咲かせるため一生懸命に生きています。そして花開くと昆虫が蜜を求めて集まります。そして花はその昆虫に花粉を運ばせて受粉をしてもらい次の花へと生命をつなげています。それは花を咲かせるためにただ純粋に、他の生きものと互いに助け合い、そして次の命へとつなげる姿はそれ自体が意志であり良い因果そのものであるのです

ひと以外の生きるものはみな「生きること」、それ自体が意志であるのです。ひとも本来はただ「生きること」だけに、あるがままであったひとはあまりにも摂理からかけ離れてしまったのです。自然の一部であることを忘れてしまっているのです

その原因にあるのがひとの感情から生まれる強欲です。こころはひとが感情のまま欲を満たそうとする行為に慣れてしまうことで本来のこころの意志に気が付かなくなってしまっているのです

でも欲が悪いのではありません。強欲がいけないのです。こころが強欲に振り回されて感情を上手に制御できなくなってしまった結果です。欲のままであったほうがこころは居心地が良いと慣れてしまった結果なのです

このようにひとの本能から生まれた感情(意思)と身体に宿るこころ(意志)があることをまずは理解をしなければなりません

感情も純粋に喜怒哀楽の表現であればよいのですが感情は欲に変り、やがてその欲は際限のない強欲となりこころを操るのです

こころは本来意志のままにあるものですが感情とともに在ることで強欲へと意識が変わってゆくということです

これが感情とこころの相関関係です

つづく

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