こころと意志と良い因果の編 (その8)

素直であること~こころと意志と良い因果の編

第七章  こころとは~その1

街ですれ違うひと、電車に乗って目に映るひとたちはみな限られた世界の中で生きています。そしてひとはこころにさえ気づかないひとがたくさんいるのです。こころにさえ気がつかなければ当然に因果に気づくはずもありません。

ではこころを知るためにはどうすればよいのでしょうか・・・

身体には脳で思考して判断をします。ほかにも感情がありますが、一度目を閉じて暗闇の中を深くにイメージした意識をしてみてください。その時にあなたがこれまでひとのことを泣かせたり、こころを傷つけてきたであろうことを思い出してください。その思考をしているのがこころです

こころとはひとの感情に左右されることのない意識のことでです。あなたが感情によって行動をしようと考えているとき、行動をしているときに必ずあなたの感情とは真逆の意識の言葉が聞こえているはずです。理性という言葉が近いものですがこころとはもっとも純粋な意識であるということです

この社会で、ひとはおとなになって生活をするためにはお金が必要であり、そのために仕事をします。そしてほかのひとより少しでも多くのお金を得ようと必死になるのです

少しでも良い生活、贅沢な生活をすることを目標にこどもの頃から良い学校に行って勉強をしなければならないのです。良い学校に行けばほかのひとよりもたくさんのお金を得ることができるようになりひとは満足をするのです・・・それがひとの社会の構図です

それはそれで一概に間違いとは言えません・・・ひとの社会がまだ小さなコミュニティであった頃は、それこそは純粋にこころとこころのやりとりであったのですが大きな集団になると統制が取れなくなり感情による強欲が生まれ純粋なこころは押しのけられてしまったのです

そしてひとにとって都合のよい、ひとの社会が生まれたのです。数百人、数千人くらいまではチカラで束ねることができていたのですが、それ以上は絶えず強欲のままに争いを続けるようになってしまったのです。そうして生まれたのが「法」であり法治国家です

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