素直であること~こころと意志と良い因果の編
第四章 因果の役割
良いひとと言われているひとほど大きな因果を抱えているものです。ひとのために良いことをしていると誤解をしていて自身の大きな因果に気がついていないのです
自分はひとのために良かれと思ってしている「行動」は、ひとの気持ちに気かつないことほどに傲慢であるということです。あなたが良しとして相手のためにとした行為は相手にとっては深く嫌悪していることもあるのです
それは、ひとのためとしながらも、ただ自分の思い通りにしようとする傲慢なあり様であるのです。そのひと自身はそのことに気がつかずに、ひとへのやさしさということを誤解しているのです
そしてそのひともまた過去、または前世で同じようなことをされてきているのです。以前に因果には似た者同士が引き寄せされてひとつの因果のグループのように形成されると伝えていますが似た者同士だからこそ自身の因果になかなか気がつかないのです
そして、このような状態に気づいたあなた自身もそのひととまったく同じではありませんがそれらの行為に関わるあなた自身の因果であるのです
目の前で起きるあなたが嫌悪する出来事はあなた自身の因果であること思い起こしてみてください
あなたがこれまで生きてきてこころから嫌だと思う出来事の数々の振り返りをしてみてください。その嫌なことを引き起こしたひとたちはあなたの目の前に現れては消えていなくなるなど基本的には自業自得に自身の因果に気が付かないままに消えていなくなるものです
ただそのようなひとでも因果の大小はあってもあなたの因果を教えてくれているのです。いなくなってよかったではなく、自分にもこころ当たりがあることを反省してください。そのために常に素直でいてくださいということです
因果に気がつかないひとは同じような嫌な出来事がなんども起きてその原因を相手のせいにしながらひとは悩み続けるのです。だからこそ素直で謙虚であってくださいとしているのです。それが因果の役割です
因果の役割とはひとを良い方向に導いてくれるために在ることを理解してください。そのように考えることで因果はすべて良い因果であるということです