素直であること~こころと意志と良い因果の編
第三章 こころの役割
ひとは良い世界にしようとすれば悪い感情が抗い、悪い世界を正すために良い感情が生まれます。ひとは、そのどちらの感情を持ち合わせています。その感情をコントロールするのがこころであり、それがこころの役割であるのです
ひとの悪い感情は強欲となり因果となります。こころとは良い因果のことなのですが、さらに突き詰めれば、そもそもこころは良いも悪いもありません。自然のままに在るということです。「悪い」があるから「良い」という言葉があるだけです
自然のままに在るということはそれ自体が意志であるということです。自然の法則とはそれ自体が意志であるのです。その意志を良い因果と表現をしているのです。そしてひとで言うことの意志とは「志」のことです
花を咲かすことは揺るぎない花の意志なのです。どんなことがあっても必ず花を咲かそうとするその意志はひとの「志」と同じです。自然のままにあるこころとは意志(志)のことであるのです
そして良い因果とは「志」のことを言うのです。もちろん「志」とはひとそれぞれに「~らしさ」として在るものです。それがあなたの正解は他人にとっての間違いであるということです。「~らしさ」として「志」を叶える術は、あなただけの意志であるということです
自然に在るさまざまな意思は姿や形を変えて色々な動物、さまざまな植物としてその意志を貫いて生きているのです
ひとはほかの生きものよりも多くの感情があるために、その感情は「志」掲げる邪魔をして、意志を貫く妨げとなっているのです。だからこそ感情の最も少ない植物の花はただ咲かせるために、ただただ必死であり感情が最も多いひとから、その純粋さに魅力を求めているのです
無意識にその意志に憧れを抱いているのです。花がきれいであることはもちろんなのですが感覚的にそのまっすぐな意志をうらやましいと感じているのです
自然の意志を例えにした話をするときにいつも花が浮かび記しているのはその生き方を私自身が一番に憧れを抱いているのかもしれません・・・