因果の領域の編 (その4)

素直であること~因果の領域の編

第三章  強欲

願いは叶えられないくらいがちょうどよいのです。大切なことは願いを叶えることよりもその行動です

因果は越えられないくらいがちょうどよいのです。大切なことは因果を越えるという考えかたではなく、因果を反省して同じことを繰り返さないということです

因果とは自身の強欲によって引き起こされたものであり、同じことを繰り返さないために「反省」をするということです。因みに「我慢」と言う言葉は「耐える」という意味で良い意味で使われますが本来、「我慢」とは我欲に慢心をすること、いわゆる自己にうぬぼれていることがその意味です。因果は我慢するのではなく、因果は反省をすることです。強欲を我慢するのではなく相手のこころを傷つけた行いに対して「ごめんなさい」という言葉を伝えることが大切なのです

因果を越えるとは・・・いわゆる無くすことや、消すことはできません。因果とともにあり続けること、それは自身の因果を反省し続けなければならないということです

因果に気がついたらひたすらに反省をするということです。因果の原因はあなたの強欲です。あなたの強欲な感情による行動・言動で相手のこころを深く傷つけてしまうことが原因でありそれが結果となっているのです

因果に気づくためには自身の強欲に気がつくことです。その強欲によってひとのこころを傷つけてきてことを思い出し、ひたすらに反省をするということです

あなたの強欲とは何でしょうか?ひとのこころを傷つける強欲とは?身体を傷つけることはもちろんですがこころを傷つけるとは精神的な作用のことを言います

あなたの大切なひとを奪う、無くす、危害を加えるなどによりこころを傷つける、または直接的にひとを「騙す」、「嘘をつく」などによりこころを傷つける行為などさまざまです

そうして生まれるひとの妬み、恨み、つらみの感情が生まれ、その感情は更なる欲を取り込んで強欲となり因果をつくってゆくのです

因果のないひとはいません。因果の大小や数の違いはあっても因果があるからこころはこの世でひとの身体に宿り存在をしているのです

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