因果の領域の編 (その3)

素直であること~因果の領域の編

第二章  感情とこころ

前章で、ひとがもつ感情とは身体の五感を通して脳が判断するものとしています。そしてこの世でこころはひとの身体を依り代として宿っています。そのためこの世では身体が存在するから感情が生まれますが、身体が存在しないあの世では感情は在りませんとしています

そしてこころは意識そのものです。あの世では強欲によって支配されたこころは因果にも気がついていないため、あたかも前世での感情が在るかの如く、あの世では錯覚をしているのです。いわゆるあの世で悩み続けているこころのことであるということです

前述の通りこの世で身体は喜怒哀楽によってさまざまな感情の表現をしています。そしてそれらの感情から数々の欲が芽生え、さらにその中から強欲が生まれ因果をつくるのです

そして感情の感じかたや表現のしかたも育つ環境によってひとさまざまにあるのです。こうして感情から生まれた強欲は良い因果のこころとは互いに葛藤をするようになります。やがてひとの社会が生まれ、多様な感情によって生まれた考えかたは法によって統制(法治国家)され、ひと(感情)の強欲は法によって制御されるようになるのです

そしてひとは脳の発達によって進化を遂げてきたのですが同時に良い因果であったこころは強欲によって、どんどんかけ離れてきてしまったのです。こころとは元来、良い因果のことであり、良い因果とは摂理のことであり、自然のままに在るということです

その強欲によって支配されたこころは因果をつくりだし増える一方となるも、わずかながらに残る良い因果のこころは本来の良い因果であるこころを取り戻すために敢えて因果とともに在り続け、こころは因果に気づき反省をして因果を良い因果に変えようと抗っているのです

ひとがこころの成長についてどれほどの役割を担っているのか、まだまだ気づかないことがたくさんありますが、物質的な身体に在る感情と精神的な意識体であるこころは互いに必要としているのです

おさらいです。ひとの感情が欲をつくり、さらには強欲となって因果をつくります。そしてこころは因果に気付き、ひたすらに因果を反省してその因果を良い因果に変えるということです・・・

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