素直であること~良い因果の編
第八章 ひとの役割
感情に支配されて、欲のままに考えて、行動すること・・・いわゆるひとのこころを傷つける思いは、同じ悪いこころを引き寄せて強くなります。ここで言う強いとは念が強いということです。場合によっては具現化させてひとを不安にして、隙あらばひとの身体に宿ろうとします。とくに因果に気づいていないこころを対象とするのです。その方が簡単にひとのこころと身体を一緒に操ることができるからです
この世が地獄であるとしているように、これまでも、みなさまは悲惨な事件、事故を聞くことでさまざまな事実があることを知っています。また聞かないまでも、もっと多くの出来事がさまざまに繰り返されているのです。でもそれらは偶然起きていることではありません。すべては因果によって引き起こされた出来事(結果)であると理解をしてください
これまでもお伝えをしている通りにこころ(魂)とは精神であり、意識そのものです。そして、ひとであるこの身体を依り代として宿っています。ひとであるこの身体には動物の本能から進化した多くの感情を携えています。この身体には脳が意識する思考とは別にこころが存在しているということです
このようにさまざまな条件が重なって、ひとによって因果がつくられるということです。まれにひと以外でも因果のある生き物がいますが、それはあくまでも因果に支配されたこころ(魂)がその生きものに宿っているだけです
そしてこころは因果に気づかせるために何度も転生をしてこころを成長させるのです。ただし因果に気が付かないことにはこころの成長も何もありません。因果に気づくきっかけもこころのあり様でひとさまざまです
事件、事故を起こすものは因果に気づいていないものがほとんどです。因果によって事件。事故を繰り返すのは因果による結果として起きていることなのですが、本当は因果によって引き起こされる出来事は、因果に気付いてほしいがための出来事であるのです
それでも気が付かないものは死を迎える直前になって気が付くひともいますが、その時ではもうすでに遅く、あの世でひたすらに反省をしなければなりません。そしてまた転生をするだけです