日輪神社
素直であること~ひとで在るべきことの編
第八章 おとなへの教え
この世界のさまざまな環境でこどもは育ちます
戦争に明け暮れている国で育つこども・・・
裕福とされる家庭で育つこども・・・・
そうでない環境で育つこども・・・さまざまな環境で育つこどもがいるのです
そしてどのような環境であっても、こどもはある時から、因果に触れるようになります。最初は小さな因果の影響を受け、その繰り返しがやがて大きな因果へとなるのです
もともと、この社会はおとなが自分たちの都合の良いようにつくった世界です。その世界でひとは悩み続けているのです
いわゆる因果応報、自業自得であるということです。自分たちで因果をつくっては翻弄され、地獄をつくっては勝手に悩み苦しんでいるのです。ひとの社会が因果の連鎖により、ひとの質が劣化しているのです
こころがもっとも成長する環境を選んで、生まれてくるとした道理を理解すれば、すべては線でつながり因果を理解することができるようになります
ひとの社会と摂理(自然の法則=良い因果)の世界・・・その感じかたは、ひとのこころのあり様次第です。ひとは無意識に摂理の世界にしたいだけです
因果とともにあり続けることは、摂理(良い因果)を求めるがために、ひとの社会である因果の世界を知らなければなりません。それがこの世であり、ひととして生きるということです
善と悪のように相対的な考えかたをするのではなく、内包的な考え・・・たとえば、善のなかに悪があるということ・・・、一度、そのように考えてみてください
相対するもの、そのどちらに内包されているかは、あなたにとっての「正しい」とする世界のなかに一方の負があるものです
ただ、その「正しい」も、ひとそれぞれのこころのあり様次第でさまざまに違うのです