日輪神社
素直であること~ひとで在るべきことの編
第四章 こころの支え
あなたが過去に起こした因果を悔い改めることで、今世では良い因果となってあなたの目も前に現れていることがあります。ひとつのたとえとして「ひとのためになにかをしてあげることが好きなひと」を例にとってお伝えします
「ひとのためになにかをしてあげることが好きなひと」は過去世において自分勝手な行動や言動でひとのこころをたくさん傷つけてきたのです
その因果に気づき、悔い改めたことで今世では良い因果となって無意識に、ひとのために何かをしてあげるという、ひとから感謝される行為をしているのです。それは悔い改めた結果としての行動でもあるのです
良い因果の行動はもちろん大切な行為であるのですが、裏を返せば過去の因果における戒めの行動でもあるのです。はるか古の時代に良い因果だけの世界から、長い年月を経て、強欲によって生まれた因果の世界となっているのです
今世での良い因果とされる無意識の行動は過去の因果であるということです。自戒の念により反省をして、今世では良い因果となって現れているのです。因果に気づくということはあなたの前世での行動がわかるということです
ひとはだれにでも良い部分と悪い部分があります。悪い部分は過去から引きづってきているあなたの因果であり、良い部分は過去の因果を良い因果に変えて今世に至っているということです。それがこころの成長のあり様であるということです
ひとは見かけによらないということです。真ん中でのこころのあり様を保ち、天秤のごとく両端にある良い、悪いはどちらにでも瞬時に偏ることにもなるのです。それがひとであるのです。あんなに良いひとがなぜあんなことを・・・よくある話です
だからこそひとはひとりであってはいけないのです。誰かがそばにいること、だれかの支えとなるひとであること大切なのです。それでも、もし、ひとりでありたくば、あなたの信念である「志」とともにこころの支えがあればそれでよいのです