ひとで在るべきことの編 (その3)

日輪神社

素直であること~ひとで在るべきことの編

第二章  恩返し

あなたは決してひとり生きて来られたわけではありません。いつもそばであなたを支えてきてくれたひとたちが必ずいます

そのひとたちにこれまでの恩返しをしてください。その恩返しとは、まずは感謝の気持ちを伝えることです。声に出せないのならこころで伝えてください

そしてあなたがいま生きていることができるのは過去からつながってきている身体があってこそです。その身体にも恩返しをしてください。その恩返しとは、これまでつながるひとたちへの感謝の気持ちだけでも十分です

この身体に対しての感謝の気持ちと、支えてくれたひとたちへの感謝の気持ちがあることを忘れずにいてください

あの世などという世界はなく、この世で生きていることがすべてと・・・、考えるひとがいてもよいのです。この世で、こころは、この身体を依り代としているだけです。いわば器としているだけなのです

ひとつ別の考え方をしてみてください・・・あの世とされる世界は、この世のことを言っているということ。この世でもがき苦しむ「こころ」は、地獄であるこの世界で、苦悩しているということです

本来は地獄などもないのですが、因果を理解できないがために勝手にこころが苦しみと感じているこの世界を地獄としているだけです。では天国は?となりますが、いまあなたがこの世を地獄と感じているか天国と感じているのか、こころのあり様次第であるということです

こころのあり様次第でたとえこの世であっても天国と感じることができるひと(こころ)はすべてを受け入れて、すべてに感謝をする意識があればそれだけでこの世は天国であるということです。逆にいつも恨みやつらみばかりを考えているひとにとっては、この世は地獄であるということです

あの世という表現で、この世とは別に世界があるとすればわかりやすいだけの話です。でも本当はあの世(現世)もこの世(常世)も同じであり身体があるかないかの違いなだけです

ただ、この身体を失ったときに、はじめて身体の大切さに気が付くのです。だからこそこの身体に感謝をしてくださいとしているのです。この身体をもっと大切に仲良くしてください

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