感謝の気持ちの編 (その6)

あるべき姿~感謝の気持ちの編

第五章  あなたと合わないひと

あなたの目の前で起きる出来事、そのすべてに対して感謝の気持ちを伝えてください

それはあなたにとってたとえ良くないことでも、「教えてくれてありがとうございます」と気持ちを伝えてください

そして、あなたとまったく気の合わないひとが目の前に現れたとしても、それは必ず理由があってのことです。相手はもちろんそんなことは知る由もありませんがあなたにとっては必ず理由があるのです

あなたが自分で気付かないことの因果は時として相手が教えてくれることもあるのです。そのひとつの例が前述の通りで、あなたとまったく気が合わないひとの出現です。あなたと全く気が合わないひとの出現の理由とは、「あなたの考えかたはすべてが正しいということではありませんよ」と教えてくれているのです

我の強いひとであればあるほどにその傾向があるのですが、それでも必ずあなたの思い通りとなるように相手の考え方を否定して、あなたの考えを押し通すのです。また更に賢いひとは相手の考えを肯定してから更に自身の考えを上塗りするのです

または自分がかなわないひとに対しては、押し付けないまでも相手の考えに同意したふりをして、その相手の考えをも、自身の考えとしてすり替えて自分のことばにしてしまうのです

素直に「自分の考え方はすべてが正しいということではない」と理解をして、相手の考えを受け入れて、「そうですね」と伝えてあげればそれで終わりです

そして、確かに「そのような考え方もある」と受け入れて、そのことを教えてくれた相手に感謝の気持ちをこころの中でもよいので伝えてあげることがあなたの成長であるのです

我の強い人ほどそのことに気が付かないのです。素直なひとであれば単純に相手の考えを受け入れることができるのですが、我の強いひとにとってはなかなか気が付かないのです

ひとそれぞれに「答え」もさまざまにあるということです・・・

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