次にどうするのかの編 (その9)

あるべき姿~次にどうするのかの編

第八章  因果と運

あなたの目の前で起きることに偶然はありません。偶然とは「他のものとの因果関係がはっきりせず、予期できないような仕方で物事が起こること」とありますが、実際に偶然はなく、すべてが原因による結果であるとした因果によることであることを理解してください

そして因果を理解していれば「予期できない」ことはありません

因果をひとつ一つ理解してゆくと少し先の未来のことが見えてきます。それは予知とも言えますが因果を理解することは道理を理解することと同じであり、その先がわかるとはその道理(因果)に従って「こうすれば、そうなる」ということがわかるということです

第六章にある因果の事象を起こすもの(する側)、その因果の事象を受けるもの(される側)は必ず線でつながっています。そのつながりこそが「原因があっての結果」であるという線のつながりであることを指しているのです

それは良い因果である摂理(自然の法則)における「理由があっての必然」もまた線でつながっているということです

冒頭にある「偶然」と同じくひとはよく運が良い、運が悪いと言う言葉を使いますが、あなたにとって「運」とはどのように理解をしているでしょうか。また「運も実力のうち」という言葉もあります

摂理(自然の法則)を中心とした、いにしえの世界では「運」と言う言葉はそもそもありません。この時代では、こころ(魂)のあり様が未熟だからこそ「運を頼り」にとした言葉を使用しているのです

辞書で調べれば「運とはその人の意思や努力ではどうしようもない巡り合わせを指す」とありますがそうではありません。すべては因果によって原因があって結果があるだけです・・・

「運」とは道理(因果)を知ればその先にある事象を理解することができるということです。運とは理解をすることができるということです。その理由とは運もまたこころのあり様次第で因果とつながっているからです

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