次にどうするのかの編 (その5)

あるべき姿~次にどうするのかの編

第四章 誘い(いざない)~その1

相手の発言や行動であなたのこころが惑わされてはなりません。それは自身との比較において妬みの感情へとつながります。あのひとは同期なのに自分よりも給料をもらっている、同じ給料なのに多く休んでいる、いつもあのひとのほうが優遇されている・・・など相手と比較をすることで生まれる妬みなどはそれぞれのこころのあり様でいくらでもあるのです

その度に相手を妬んでいたのではキリがありません。そんなことを考えている時間があるということは、それだけあなたもヒマであるということです。妬みはそのうちにエスカレートして粗探しに変り、やがては何とかして貶めてやろうと感情が高ぶるのです

あなたは、そのひとのために生きているのでしょうか・・・

そんなことを考えている時のあなたの表情はひどく歪んだ姿に変わって映し出されているのです。いずれにしても「何であのひとのほうが・・・」という感情はだれにでも起きるものです

その時にどうやってその感情を抑えるのでしょうか。急に降って、湧いた感情ではありません。そもそもがあなたにそうしたひがみや妬みがあるからこそ相手が気になって仕方ないのです。相手の問題ではありません。あなたの問題であるだけです

あなたのそうした人間性は類が友を呼び愚痴ばかりを話す相手とは気が合って、いつもだれかの悪口ばかりを言っているのです。その愚痴はとても快感で気持ちが良いことなのです。そしてあなたを同じ感情に引き込もうと手招きをしているのです

そうした感情は、この世でとても満ち溢れているのです。ひがみや妬みだけでなく怒り、苦しみ、憎悪などの負の感情と呼ばれるものは隙あれば、あなたを取り込もうとしてこころの闇を探しているのです

そして取り込まれたこころは邪悪なこころにして具現化された醜い姿に変り果て、ひとの負の感情を喰らっては、魂を満たそうとするのです。あなたの周りにそのようなひとはかならずいるはずです

ある意味で、あなたに教えてくれているひとなのです・・・

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