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- あるべき姿~それぞれの道の編
第四章 見えない相手
電話で相手とのお話はとても難しいものです。相手の顔が見えないためどうしても自分都合の意識に囚われてしまいます。そして自分の思い通りにならなければ腹が立つものです。その原因のほとんどが保留時間によるものでしょう。保留時間が長ければ長いほどイライラするもので、ありがちなことです。30秒以上は要注意です。15秒くらいがギリギリでしょう
ましてや連絡をしても部署違いでたらいまわしにされたり、結局は質問について解決ができなければなおさらに腹が立つものです。相手はマニュアル通りに対応しているだけなのですがそれが余計に癇に障ることは誰しも経験をしたことがあるのではないでしょうか
でも冷静に考えてみればそもそも腹立たしく思うのはあなた自身の問題です。当然に上記のようなことがあっても怒らないひとはいるのです。怒ることは相手があなたを怒らせているのではなくあなた自身が感情のコントロールができなくて勝手に怒っているだけの問題であるということです
何度も言うように怒らないひともいるということを理解してください。怒れば怒るほどに感情が先走り相手が問題解決の答えを示しているのに全く気付かなくなるのです。ただそれも何回か繰り返すうちに自分はなぜに電話でこんな状態になるのだろうかとある時に気づきます
そして話しながら自分の苛立ちに気づくと気が抜けて笑いがこみ上げてきます。怒りそうになっている自分が笑えてくるのです。実はそれも因果であり、それは「因果について~」で記載をした通りです。まずは自らの因果に気づかなければならないということです。これが感情とこころの葛藤です
電話でのその見えない相手を自分に置き換えてみてください。あなたが怒る相手は自身のこころであるということです。なんでそんなに怒るのですか?と、こころに問いかけられたらあなたはなんと応答ますか・・・多分たいていのひとが「あれ、何で怒っているのだろう」と答えに詰まるでしょう
大切なことは自らの感情をコントロールしてくださいということです。我の強い人ほど感情のコントロールをすることができません。自分の思い通りにならないと気が済まないのです。もしあなたもそのようなことに直面をしたら、自らに問いかけてください
なぜ自身の思い通りにならならないといけないのでしょうか・・・
そして、思い通りにするためにはどうしたらよいのでしょうか・・・
それが自身の因果への気づきです
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