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- こころの成長~ものの考えかたの編
第五章 時間
ひとであるこの世はまばたきひとつの人生です
でもそれはどうゆう意味なのでしょうか・・・以前にあの世(常世)と呼ばれる場所には時間という概念はないと伝えています。それはこころがただ在るだけの精神世界であるということです
常世では時間という概念はなく、こころのあり様がただあるだけです。こころのあり様とは「精神」のことでもあります。その「精神」が身体から離れて行く場所を常世と云うのです
こころとは身体の寿命が尽きて身体から離れてあの世において意識のままということです。その意識のことを一般的には「魂」と云われているものです
ひと(身体)の死後の世界があることを知ると、この世での富がどうした、お金がどうしたなどは所詮、優越感を得るための自己満足でしかないことがわかります
この現世にある時間とはもともとは摂理(自然の法則)から生まれたものです。自然のままに生きているからこその時間であるのです。ひとは太陽の動きや星の動きから時間という概念をつくりだしましたが、その時間とは自然のままにあるということだけです
ひとが探求をして止まない「この世とは何か」を例えるなら、それはこころの成長で未来を現すことができ、この身体のつながりで過去を知ることができる世界であるということです
そしてそのすべては「志」のつながりで過去から未来が「在る」のです。この過去と未来もまた時間を例えた言葉ですがそれが摂理でありただ自然のままに在るのです
そしてそのただ在るとは「良い因果」のことであるのです。それは過去も未来も良い因果がはじまりであり、終わりもまた良い因果であるということです。理由があっての必然、原因があっての結果とはすべてここからはじまっているのです。だからいま、みながそれぞれに何をするべきかに気づき「志」に尽くしてゆかなければならいのです
それがわれわれひとの役割なのです。特別なことでも何でもありません。ひとが自然の一部であることに気づけばそれでよいのです
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