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- こころの成長~ものの考えかたの編
第四章 こころが育つ環境
あなたがこれまでに起きた苦難の経験とは学びです。もちろんそんな簡単に言葉で片づけられることとは思っていませんが、でもそれはすでに過去のことです。いつまでも過去のことを嘆いていても仕方ありません。以前よりお伝えしていますがあなたに起きる出来事は結果です。それは原因があっての結果であり、理由があっての必然であるということです
もちろんあなたに起きる出来事のすべてを因果として結び付けることではありませんがかならずなんらかの関連性はあるのです。特につらい経験ほど関わりは強いものです
われわれはこころがもっとも成長する環境で生まれてくるとしていますが、言い換えればそれぞれが役割を見つけるための環境でもあるのです。みなさまがそれぞれに役割を見つけて「志」に尽くすことはなによりものこころの成長です
こころがもっとも成長する環境とはあなたが役割に気づくための環境であるということです。ただその役割を見つける前に因果に気がつかなければなりません
ひとにとっての良いこと、悪いことは必ず原因があるということです。それはあなたが素直であるほどに理解することができるのです
一例ですが冨のある環境で生まれてくる理由とは冨よりも大切なことがあることを学ぶためにその環境にあるということです。またそうでないひとたちはもし富が無くなったらと考えると恐くて仕方ないという因果に苛まれるのです。そして更に富を得ようと強欲になるのです。ただ富があるという感情は自己満足です・・・あの世にお金はもってゆけません
たしかに生きるための冨は必要でしょう。ただ冨とはいつでも手放せることができる覚悟でなくてはならないのです。それなら最初からない方が良いのです。中途半端にあるからもっと冨がほしくなるのです
冨の使い方が上手なひとはさらに富を得るでしょうが根本的に「志」に冨は必要としません。「志」に必要であるのはあくまでも良い因果の行動です。だから裕福や貧乏と呼ばれる言葉には何の意味はなく、あるのはその環境でこころが成長しているかどうかだけなのです
いまあなたの目の前にある環境はこころが成長するためにあなたにとって必要な出来事が起きているだけです。その出来事を理解することで自らの役割に気がつくようになるのです
そしてやがては自然に「志」に導かれてゆくようになるのです。その「志」こそが役割であると云うことです
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