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- こころの成長~ものの考えかたの編
第二章 こころの記憶~その1
幼いこどもが寒いのに薄着で鼻水垂らしてショーケースのケーキを見ながら食べたそうにしている姿をみると胸が張り裂けそうになります。抑えきれない感情が込みあがるのです
どうしたら食べることができるのかもわからずにただずっと見ているのです
みなさまにもきっとそんな情景がいろいろにあることと思います。ひとはなぜこうも感情を揺さぶられるのでしょうか・・・
前述の情景はたぶん幼いころの自分の姿と重なっていることがあるからなのでしょう。ひとは何かのきっかけでこどもの頃の出来事を思い出すようになります。たとえ思い出したくないことも、つらい過去があることも、耐え難い経験をしたからこそ、同じ思いをするひとを無くすためにあなたは行動しなければならないのです
またひとはこどもの頃に親から、または大人から教わる大切な言葉を持っています。はじめはその意味もよくわからないことなのでしょうが中学生や高校生になってその意味が分かるようになると大事な時にその言葉を無意識に思い出してはその「ことば」はずっとあなたを守ってきてくれているのです。だからその言葉はまるでお守りのようなものなのです。その言葉でよくあるのが「ひとに迷惑はかけてはいけない」ということでしょう
ひとはそうゆう過去があるだけ幸せなのだと思います。そしてたとえ親でなくてもあなたを大切に守ってきてくれたひとたちに感謝の気持ちを伝えてください
こどもは親の背中を見て、そしておとなの背中を見て育ちます。それは間違いありません。たとえこどもの頃の親の行動が理解できていなくてもこどもながらにその光景が目に焼き付けられており、必ずこころに記憶されているのです。先ほどのお守りの言葉があるようにです・・・
そのこどもはやがて大人になり大切なひとからの教えを少しずつ思い出しながらまたその先の未来のこどもたちに同じ想いをつないでゆくのです。そうしてこれまでつながってきているのです
少しだけ長く生きているおとなから未来のこどもたちへ「つながり」という意味を伝えてゆかなければならないのです
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