気づくべきことの編 (その9)

こころの成長~気づくべきことの編

第八章 こころの隙間

大切なことをひとつ受け入れると時が少しだけ長くに感じます。ひとつまた一つとその言葉や行動を受け入れるとひとつ、ふたつと段々に時が長くに感じるのです

以前は気にも留めずにあったことが気づくようになって、いまでは時すごく長くに感じるようになるのです。それは時間の長さではなく「気づくことができてなにかうれしいな」というこころのあり様のことです

圧倒的な強欲のチカラによって窮屈に抑え込まれたときにあるときに「ふっ」とこころが虚しさや空(から)の気持ちとなって「わたしはなにやってんだろう」、「なんでこうなったのかな」とした焦燥感を感じることでしょう

われわれはみながこころに空いた無数の隙間を何とかして埋めようとその「何か」を探しているのです

こころは欲や憎しみや悲しみなどの感情によって無数に穴があけられていますが大抵はその隙間をまたほかの何かで埋めようとするのです

でもそうではなく道理で埋めるようしてください。その道理とは自然から学ぶことができます

ひとつひとつを道理で埋めてゆくことがこころの成長なのです。それぞれに空いてしまった原因はひとそれぞれに違うものです。だからこそ自分で見つけて自分でその隙間を塞いでゆくことがこころの成長であるのです

感情でこころを満たすことができるのはほんの一瞬ですが、道理でこころの穴を満たすことは永遠です

こころとは意志でありその言葉(言霊)とは「志」のことを云うのです

それがあなたらしさの道理であるということです

あなたの無数に空いたこころの隙間はあなたらしさである「志」で埋めればそれでよいのです


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