気づくべきことの編 (その8)

こころの成長~気づくべきことの編

第七章 大切なこと

ひとりだから淋しいわけではありません。また多数だから楽しいわけでもありません。それはただの見た目の印象なだけです。大勢が楽しいのはたくさんのこころに触れることができるから楽しいのです

ひとりが好きだからこその学ぶべきことや多数が楽しいからこそ学ぶべきことなどさまざまにあるのです。大切なことはあなたのこころのあり様次第であるだけです。あなたはひとりが好きですか。それとも集団での行動が得意でしょうか

ひとは目の前の自分の欲ばかりに目がくらみ本質が見えなくなることがよくあります
これは区役所で遭遇した出来事です

母親が身体障がい者であり、その等級が1等級から3等級に下がるために昨年までに受けていた行政からの恩恵が受けられなくなります。なんとか1等級のままにしたいという目の前の欲の思いから抜けきれない光景をを目の当たりにしました・・・

「3等級なんてそんなはずはない、母は1等級ですよ」

「でも病院の先生は3等級だと報告がきていますよ」・・・そんなやりとりが続いているのです

ですが勘違いをしてはいけません。そもそも1等級から3等級になることは母親の健康状態が良くなったという証です。それを喜ばずしてただ欲のためになぜ行政からの恩恵ばかりを当てにしなければならないのでしょうか、本末転倒の話です

でもひとは一度その甘えた環境に慣れてしまうと大切なことが見えなくなってしまうものなのです

この話はそばでその成り行きを聞いていたから本質を理解できたのですがはたして当事者であればそのことに気付いたでしょうか。それくらいに当事者は我に縛られてしまうということです。当人の生活が困窮していればなおさらのことでしょう

でも大切なことは母親の体調が良くなったということです

そうなったのだから素直に喜べばそれで良いのです 
  
あなたはなにが希望なのですか

欲でしょうか・・・それとも・・・

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