役割のある世界の編 (その8)

こころの成長~役割ある世界の編

第七章 この世に在るべきでない魂(その2)

ひとは妖(あやかし)に対して能力も霊力も知識もないのに安易に感情を同調することがあってはなりません。特にあなた自身のこころとリンクするようなことになれば必ずあなたの「魂」を取り込まれてしまうでしょう

邪悪なこころはしたたかにひとのこころの弱い部分につけ込んで支配しようとするのです

そして安易に助けてあげようとしたり、浄化しようとするなどはもってのほかです。一切に無視をして気にしないようにしてください。そのために祝詞やご真言があるのです。いざというときに使えるようにいくつか憶えておくとよいでしょう。調べてみて自分にしっくりする言葉を覚えるようにしてください

われわれが恐いと思うことはこころにある意識が乱されるということです。所詮は幻想であるのにそのことに気がつかずこれまでに見たことのない姿、形やそれまで感じたことのない怒りや憎悪などを想像して怯えてしまうのです

あの世である意識だけの世界においてはこの世での身体があった頃の恐怖という感情を引きづっているだけで実体のない「魂」に抱く感情は何の意味もないのです

それなのにこころだけになったあの世でも、この世での欲にまみれた世界で生きた感情に執着をして未練を残し、あの世でも幻想をつくりだそうとするのです。魂がつくり出した幻想である姿・形をあなたが勝手に想像をしているだけです。こうして長い年月をかけて「魂」が妖(あやかし)となってゆくのです

大切なことは強い意志のことであり、信念・「志」のことです。その強い意志があるかぎり恐れを抱くことは絶対にありません。だからこそこころとは「志」そのものであるということなのです

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