役割のある世界の編 (その7)

こころの成長~役割ある世界の編

第六章 この世に在るべきでない魂(その1)

「こころ」と「魂」はその意味が違うものです。こころとはこころの成長を意識しているもので「魂」とはただ感情のままに在る意識のことを云います

前章で妖(あやかし)のことに少し触れたのでもう少し細かくお伝えいたします。妖(あやかし)は「魂」のことと伝えています。こころの成長を理解できないままに在るのが「魂」です

こころや「魂」に姿、形はありません。ただ妖(あやかし)は感情のままのあり様によってさまざまなイメージの姿を具現化しているのです。そして欲に囚われて感情のままに身体から離れた「魂」は本来この世に在るべきでないのです

いわゆる低級霊と分類される「魂」です。もちろんその具現化した姿が見えるのは同じ「魂」のあり様ですがあくまでもイメージをしているだけです

つぎにもう少し強い怨念のような感情を持つ妖(あやかし)がいてそれは中級の部類に入るものです。この世に在るべきでない「魂」はさらに念の強い念が強い分、ひとの言葉をなかなか聞き入れません。「魂」は感情のままに在る強欲そのものであるからです

そしてほかの魂を喰らうことで自らのチカラを強くします。喰らうとは取り込む、支配するといったことです

「こころ」と「魂」との違いは単純にこの世で「こころの成長」に気づいているか否かの違いです。ただそのことに気がつかないままにこの世で何百年もすさんだその「魂」が感情を持ち続けるとやがて「魂」はその念を具現化できるようになるのです
それが妖(あやかし)と呼ばれるものたちです

ただ具現化するといってもその「魂」の感情をそのままに想像しているだけです。そして見えるとする側も相手の感情(魂)を想像しているに過ぎないのです

本来は精神世界存在する「魂」のあり様であることに変りはありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください