役割のある世界の編 (その2)

こころの成長~役割ある世界の編

第一章 誘惑

この世は欲の誘惑が溢れている世界です。それはひとの社会とは欲が基本として形成しています。さらには強欲によって因果が生まれ混沌としているのです。ほどほどの欲であればよいのですがいまはそうではなく強欲に際限がありません

誘惑はひとの感情(欲)を揺さぶるのです。欲はひととの比較からはじまりほかのひとよりも優位でありたいという感情は「ああなりたい」「こうなりたい」との欲が尽きないのです。そしてこころの本質がわからず感情のままに強欲へと引き込まれてゆくのです

そしてひとは憎しみの感情によっていじめ、虐待、殺人などの地獄と呼ばれる世界をつくりだすのです

わたしは以前より「天国などありません」と伝えています。それはこの世が地獄であるからこそその希望のために天国があるとしているだけです。それは幸せも同じではじめから幸せなどないのです。ただひとと比較をすることで不幸と感じることで、そのために幸せという言葉が生まれたのです

その理由とは天国も幸せも当たり前のことであるということです。それゆえにいにしえの時代では天国も幸せという言葉などなかったのです。あくまでもこの世は強欲によって地獄や不幸という感情があるから生まれた言葉なのです

いにしえの時代ではこころとは良い因果そのものであったのにひとが強欲に目覚めたときにこころから離れてこころ(良い因果)と強欲のふたつに分かれてしまったのです。この世の中心は摂理であるのに対してひとは独自の社会を築き、ひとが中心の世をつくってきたのです

そしていつのまにかひとがすべての中心であり頂点であると錯覚するようになったのです。それでもひとは自然には叶わず、だからこそチカラが及ばない自然を不条理とするのです。傲慢であるがゆえにひとは「なぜ・・・」と自然を不条理に感じるのです

あなたの「志」は他人にとって受け入れられるかどうかはわかりませんがだれもあなたを否定することはできません。だからこそどんな誘惑にも負けずにあなたの「志」である信念は必ず真っ直ぐに貫いて行かねばならないのです。それがあなたの役割であり生きる理由なのです



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