コンテンツへスキップ
- こころの成長~自然についての編
第八章 それぞれの選択
あなたは自分の寿命を知りたいですか、それとも知らない方がよいですか
たとえば病気により余命を聞かされたときにだれもが嘆きます。それは若ければ若いほどその衝撃は計り知れません。これを自身に置き換えてみれば日々の生き方がいかに大切なことかがよくわかります
ただ事故や意図せずに巻き込まれた事件も含めてひとはいつ寿命が尽きるかわからないのにそれを自分のことには置き換えて考えたりせずに「大変だな」くらいにしか思わないのです。または自分だけは大丈夫という根拠のない意識がこころのどこかにありすべてが他人事なのです
そのくせひとだけが死に対する恐怖を覚えるのです。いやそうでなく、だからこそ死に怯えるのかもしれません。自然に生きる動植物のなかでひとだけが死の認識をするのです。そして認識をしながらもどこか他人事なのです・・・
もちろん若年齢のかたほどそのことに気が付かないのは当然です。そのことを教えるひともいなければ学ぶ機会もないのですから。こんなにもわかりやすく大切なことにだれも気付こうとしないのです
そして死に気づいたときは後悔ばかりをするのです。みなさまはこの繰り返しをどのように考えて受け入れることでしょうか。当たり前のことを知ろうとせずに欲のことばかりを考える毎日。もちろん欲のすべてを否定しませんがそんなことは後回しにしても何の問題もないはずです
明日に突然、寿命が尽きても後悔しない生きかたを今日してください。それに比べたらあなたがいま抱える問題などたいしたことではありません。たとえ正解が見つからずにずっと悩み苦しんでいてもあなたなりのあなたらしさの最善の答えなら必ずあるはずです。ひとが生きる社会では完璧な正解などありません。あなたが持つあなたらしさの最善の答えで進んでください
苦しみは苦しみではありません。悩みもまた悩みではありません。あなたがそう感じているだけです。そしてあなたの苦しみや悩みはほかのひとはなんとも感じていないのです
答えがみつからないから壁に当たると感じるのです。すぐそこに答えがあることに気がつかないのです
あなたのこころのずっと奥底にある答えはあなたにとっての正解です
その言葉を引き上げて、そしてその言葉を信じて日々を生きるようにしてください
error: Content is protected !!