自然についての編 (その8)

こころの成長~自然についての編

第七章 向上心と不安

なんにでも向上心をもてば必ず壁にあたります。その壁が怖いから、その壁で悩みたくないからひとは向上することを止めてしまい、いまのままでよいとするのです

ただその壁と仲良くできるものとそうでないものとではそのこころの成長が著しく異なるものです。その仲良くとはなんでしょうか・・・

逆説的にいえば答えが見つからないから壁と感じてしまうのです。そしてその壁とはいわば自分で壁をつくっていると言ってもよいでしょう。もともとは自分でつくった壁であると理解して受け入れることができれば壁の原因がわかるようになるのです。それが仲良くなるといった意味なのです

また壁を越えるための答えは決してひとつではありません。技術的なことでも精神的なことでもありません。あなたらしさで必ず越えられるのです。そして仲良くできないものは自分でつくった壁を理解できずに困難であると認識をしてあきらめてしまうのです

いままで順調だった人生がたったひとつの出来事で以前の最悪な人生に戻ることがあります。なぜ依然が最悪だと感じたのか・・・でもその時になぜ以前の最悪な状態からいまは良くなったと感じているのか

そして最悪とした人生が何だったのか。あなたはわかっているはずです。だからたとえ落ちてしまってもまた最悪な状態からよい人生にすることは必ずできるということです

これは生活環境の話ではありません。あなたのこころのあり様の話しです。そうしてこれまで何度も輪廻をしてこころを成長させようとしてきているのです

時を刻む時計は同じ時間を円を描きながら数字を回り続けます。デジタルであっても同じ数字をただ繰り返すだけです。でもひとの人生はみな違います。みなそれぞれに~らしさが必ずあるのです

自然界で同じ時間を生きていてもひとだけがさまざまな生きかた、考えかたをすることができるのです。そしてひとだけが「明日は○○〇するんだ」と思えばその通りに行動をすることができるのです

それが自然に在る生命との違いです・・・

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