一生涯の編 (その8)

神さまはいない~一生涯の編

第七章 約束

あなたは生まれるときにあなたの宿命である「志」と約束を交わしています。それはいつか必ず自らの「志」に気づきその約束(志)を果たしますということです

ひととしてこの身体が寿命尽きるまでに「志」に気づき行動することができたのであればそれは本望であるということです

約束とは行動の言葉です。そして行動の言葉とは「志」のことでもあるのです。そして約束とは自分の中にある「志」のことをいうのです。あなたが常に欲に対して葛藤している意識のことです

そうしてひとは成長するたびにその「志」を忘れてゆき、いつの間にか欲にこころ奪われるようになって生まれる前に交わした約束を忘れてしまうのです

約束とは互いの意志の確認です。それは相手の問題ではなく自らの約束を果たすという意志の強さの問題です

約束とはよく子どもに対して使う言葉ですが大人の間ではあまり使うことがありません。それは欲にまみれた大人が約束を果たすという純粋な行動をすることがいかに難しいか無意識に知っているからです

そしてひとつの目的に対するあなたの行動は結果よりも毎日の積み重ねによる過程が大切です。そしてその結果さえもあなたのひととしての成長の過程でしかないのです

その過程とはものごと、その事象のすべてはつながっているということです。一があって、二があって、その次に三があるのです。この当たり前のこともわれわれは感覚でしか理解できていません

でもそれこそが過程でありその過程のつながりが結果へとなるのです。その結果がたとえ目的に叶うことがなくてもその結果でさえひとが成長する過程であることを理解できるひとはその次の四が見つかりその先の五へとつながってゆきます。この道理をどれだけのひとがわかっているでしょうか

困ったら大きく深呼吸をしてください。一つひとつを着実に、確実に行動をしてください。この積み重ねがひとの成長であり「志」との約束を守るということなのです

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください