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- 神さまはいない~意識の編
第六章 理想
ひとの社会において経済学者やアナリストがマクロ経済における社会の理想を論じてもそれは富裕層や中産階級の構成比が多少代わるだけで、貧困層がなくなるわけではありません。資本主義であればばなおさら当たり前です。
ただそれでもいまより良い世界を創るために理想を掲げますがこれまでもそうであるように何も変わりません。
そしてひとはいまの生活環境について社会のせいやひとのせいにしますがあなたがいまいる環境はあなた自身が創り出していることを理解してください。資本主義のせいだ、社会主義だったらよいのに・・・など何かのせいや誰かのせいにするなどは論外です。誰かに、何かに依存をした考えかたの方が楽だから、流されたほうが楽だからそうなるのです。
行動もできない年齢の子どもは別として、根本的にどのような社会であってもいまあなたがいる環境を創っているのはあなたのこころのあり様で創られているのです。「こころのあり様」とはあなたの感じ方次第、考え方次第、行動の仕方次第ということです。
ひとの世を変えるのは社会ではありません。われわれそれぞれのこころのあり様が社会を創るのです。ひとりひとりが「志」に尽くして生きることが大切です。「志」の短所は他のひとにある「志」が補えばそれでよいだけです。
ひとはこのことに気づくために争いや環境破壊、災害が起きたときに気づくのです。そして世界そのものを一旦リセットされなければわからないのです。これまでそうして同じことを繰り返してきているのです。
そしてこのまま100年先の世界ではひとさえも必要としなくなっている世界であるのかもしれませんし、または文明が一度リセットされた世界になっているのかもしれません。
でもたとえどんな世界になろうとも「こころ」はその社会に飲み込まれたままであるのか、または「志」の意識を保ちながら転生を繰り返しているかいづれにしても同じことを繰り返されているだけの世界です。
あなたがいま、「志」を掲げて意識をした考えや行動をするのならばこの繰り返される因果の世界から抜け出せるかどうかにかかっているのです。
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