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- 神さまはいない~意識の編
第一章 ひとの悩み
われわれは常に対人関係が付きまといます。この対人関係による葛藤の原因はそのほとんどが自分の思い通りにならないことへの苛立ちから生まれるものです。煩悩にある諸々の欲、怒り、愚痴や言い訳などはいずれも相手があってのひとの感情から生まれます。ひとは常に感情をコントロールしなければなりません。
ひとは悩みが尽きないものです。悩みとは姿、形を変えて次から次へと現れます。そしてひとである以上は常に感情に翻弄されるために悩みを一切無くすこともできませんが減らすことはできるのです。
ひとはみな悩みに悩んでいます。そして悩みからは答えを導き出すことはできません。だから悩み続けるのです。でも悩むのではなく「考える」と意識してみたらどうでしょうか。考えるようにすれば必ず答えを導きだすことができます。
そして悩みから逃げずに悩みと向き合ってください。ひとの人生は思い通りにはなりません。その思い通りにならないことをどうしたらよいのか考えてください。そもそもあなたのその悩みは一体どうしたいのでしょうか。
あなたの意思が弱い、あなたの我の強さが邪魔をしているなど悩みが解決されない理由はひとによってさまざまです。ただ悩むのではなく考えるようにすればいろいろな答えが導かれます。
悩みという思考を取り除いて「考える」ことを意識してください。そうすれば常に前を向いて歩き続けることができるようになります。常に悩むのではなく考えてください。冷静に時間をかけて答えを導きだすために考えてみてください。
若年層のかたに手を差し伸べることは簡単ですがおとなが頭ごなしに当たり前のことを偉そうに伝えても相手は理解してくれません。こどもだろうが若年層だろうがそのひとなりに自身の考えが在るのです。まずはそのことを聞いてあなたが相手を理解しないことにはあなたの言葉で相手を理解させることはできません。
自分は何に悩んでいて、それで一体どうしたいのかを考えることが大切なのです。
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