[志]のままに(その9)

因果について~「志」のままに

第八章 感情

ひとを羨ましがる気持ちは、自分もそうなりたいという願望です。でも本当にそうなりたいのでしょうか。あなたのこころの底にある言葉を聞いてみてください。逆にそのように感じることであなた自身のこころのあり様がわかるものです。

「こころの成長」とは感情を制限するものではありません。欲の世界に浸っている以上そのような感情があって当たり前です。感情を無くしてくださいではありません。こころ流されずにあなたの意志を強く持ってくださいとしているのです。こころの底にある言葉を信頼してくださいとしているのです。

この現世は欲にまみれた地獄の世界です。あなたのこころを惑わそうとする他の強欲の意識が至るところにあります。あなたのこころが試されていることに気づいてください。

ひとを信じるのではありません。それは他人のせいにしているだけです。自らのこころの底にある声を信じてください。たとえこころの声であっても表面上の言葉は揺らいでいます。もっと深くにあるこころの声を感じてみてください。

感情とは大切な意識ですがこれは脳の判断であり「こころ」とは別ものです。それは「理の書」でも記載している通りです。そしてひとの喜怒哀楽は行動意欲を促すものであり、ひとである以上はその感情を制限するものではありません。

あなたのこころの声を信用せずしてこころの成長など決してありません。

何度でも伝えますがあなたのこころはあなただけの意志です。その意志とはこころのあり様であり、そのこころのあり様とはあなたらしさのことでもあります。そしてあなたらしさとは意志であり「志」につながるものです。

われわれが生きる理由とは「こころの成長」でしかありません。あなたの身の周りで起きることすべてが「こころの成長」のため起きていることと意識をしてください。

相手を信じることではなくはひとを信じようとする自らの気持ちを信じてくださいということです。こころのあり様とはそうゆうものです。自らのこころを信じること、それを貫くことがこころの成長につながるのです。

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