こころの起源 (その4)

水鏡に映るお姿

第三章 「志」

わたしが良く伝えているこころのあり様とは成長度合いに応じて様々です。こころの成長に終わりはありません。そしてこころの成長度合いによって起きる因果もさまざまです。こころの成長とは自らが因果を気づくことに意味があるのです。

例えば望まないことや嫌なことが起きることはそれ自体が因果であるのでわかりやすい指標です。「自分はこうだから」結果として「そうなったんだ」と素直に理解をすればそんなに難しくはありません。ただそれを認めたくないために無意識にひとのせいにしたりするのです。それに嫌なこととはすぐに感情となって現われてしまうので、冷静に因果と認識をするのは難しいのです。だからなかなか気づかなくなってしまうのです。

「志」とはあなたの「覚悟」のことです。覚悟の漢字はそのままに「悟りを覚える」ことです。その「悟り」とは「志」のことであり、あなたの「役割」として行動をすることです。逆に言うと「覚悟」がなければ「志」は続きません。それほどに「志」とは大切なものなのです。ご存じのように「覚悟」とはゆるぎない信念のことです。

この先もどんなにも辛いことが待ち受けていることでしょう。その時に「こんなはずではなかった」と思うようなら初めから「志」など掲げないでください。それほどまでに「志」をもったこころとは尊いのです。

あなたが創る「志」の世界とは完璧でなくても構いません。あなたらしさでひとを助けることができるのであればそれでよいのです。長所をできるかぎり伸ばしてください。完璧でないあなたの短所は必ずだれかが補ってくれるものです。だからこそ「~らしさ」の「志」がたくさん必要となるのです。そのようにして互いに助け合いながらに更にもっと大きく満ちた世界が創られてゆくのです。

こころは現世も常世もさまざまに経験をして成長します。あなたのこころはそのあり様次第でさまざまに世界(空間)を創ることができるのです。

あなたのこころの中に現世も常世もあるということを理解してください。

そして「志」が高ければ高いほどに、大きいほどに、尽くせば尽くすほどに「志」は「こころ」と同化して「~らしさ」の世界観による空間を創り出すのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください