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第三章 行動すること
ひと助けとは困った人を助けることだけではありません。例えばあなたのこころがいまよりもっと成長させることもひと助けのひとつです。それはあなたのこころが成長すればするほどにあなたの信念・志は「~らしさ」で他のひとを助けるからです。このようにしてひと助けとはいろいろに考えることができるのです。
たとえばわれわれは愛するひとや家族に対して常にひと助けをしていることに気づいているでしょうか。それは相手を楽しませたり、喜ばせたりすることもひと助けであり、あなたが相手を喜ばせれば、相手もあなたに対して何かしらの行動を返してくれます。このようにして感謝の気持ちや恩返しを無意識のうちにしているのです。
そして親はこどもに対して危険な目に合わないよう事前に察知をしてこどもを守るなど、そして病、災いからの未然防止につながることをさまざまにしています。同じようにこれらの行動はあなたを守る神さまもあなたに対してしていることにお気づきでしょうか。
このようにしてわれわれは未来のひとのためにもひと助けを考えなければならないのです。先人たちの想いをつなげるとは前章でもお伝えしていますが、その他にも未来のひとたちのためにできることはたくさんにあります。
何度も言うようにひと助けとは言葉ではなくて行動です。ここでその行動についての一例をいま一度お伝えします。
行動とはあなたがいままで「しなかったこと」、「できなかったこと」を「すること」を指しています。それは変化といってもよいでしょう。身近なことで言えば募金をすることも一つの行動です。もしいままで一度もしたことがないというならぜひやってみてください。募金の金額ではなく募金をする行動が大切なのです。
その次に行動してほしいことはあなたがこれまでに生まれ育った環境から学んだことをあなたの長所として、得意に活かして行動してくださいということです。あなたが変わることが大切なのです。
余談ですが障がいのあるかたたちは自らをもって、わたしたちにいろいろなことを教えてくれているのです。それは障がいのかたを支える方たちも一緒です。すでに役割(行動)をもって生まれてきているかたちです。分け隔てることなど必要ありませんが学ぶべきこととしてこれほど尊いものはありません。
話を戻しましょう。前述の通りにもっと言い方を変えればあなたの長所を前面に出してくださいということです。そして短所は自分でなんとかしなくてもよいです。心配をせずともあなたの短所は他者が補ってくれるものです。長所も短所も同時になんとかしようとするから時間がかかりいつの間にか行動することを忘れてしまうのです。
または漠然と大きなお題目を掲げてしまうから中途半端に終わるのです。しっかりとした「行動」の見つけ方のポイントはこれまでも何度か伝えていますが、まずあなたが楽しくなることが大切なことです。例えばスポーツを通して、趣味を通してなど、ひと助けにつながる行動はいくらでもあります。まずあなたが楽しくなることが重要なのです。難しく考えなくとも大丈夫です。
本当に特段なにもないというかたもいるでしょうし、内向的で行動自体が苦手なかたもいるかと思いますがひとを楽しくさせてあげたり、喜ばせてあげることも行動です。ひと助けとはそこから始まるのです。ぜひやってみてください。
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